ウクライナ戦線で北朝鮮兵士、4月中旬までに全滅の可能性も? 戦争研究所が衝撃の報告

ウクライナ紛争の最前線で戦う北朝鮮兵士たちの運命が、世界的な注目を集めています。米国のシンクタンク「戦争研究所(ISW)」は、衝撃的な報告を発表しました。なんと、4月中旬までに、クルスク州に駐留する北朝鮮兵士約1万2000人全員が戦死または負傷する可能性があるというのです。この緊迫した状況を詳しく見ていきましょう。

戦争研究所(ISW)の報告:北朝鮮兵士の壊滅的な損失

ISWの報告書によると、北朝鮮兵士の死傷者は alarming なペースで増加しており、このままでは4月中旬までに壊滅的な損失を被る可能性があると指摘されています。ウクライナのゼレンスキー大統領も、1月初旬までに約3800人の北朝鮮兵士が死傷したと発表しており、韓国国家情報院も約300人が死亡、約2700人が負傷したと報告しています。

altaltウクライナ軍が公開した映像には、クルスク州に展開する北朝鮮兵士の姿が捉えられています。ドローン対策の装備は見られず、過酷な戦場の現実が垣間見えます。

負傷兵の復帰は不透明、戦闘継続に深刻な影響

ISWは、戦死者よりも負傷者の方がはるかに多いという現状を指摘し、これは戦争における典型的な現象だと説明しています。しかし、負傷した北朝鮮兵士が再び戦闘に復帰できるかどうかは不明であり、今後の戦闘継続に深刻な影響を及ぼす可能性があります。軍事アナリストの佐藤一郎氏は、「負傷兵の治療や後送体制が整っていない可能性が高く、戦闘能力の維持は困難を極めるだろう」と分析しています。

ドローン攻撃と砲撃に晒される北朝鮮兵士

12月初旬から主要な戦闘作戦に投入されたと仮定すると、北朝鮮兵士は1日平均92人が死傷している計算になります。米国とウクライナの情報当局によると、北朝鮮兵士はウクライナ軍との戦闘で領土奪還作戦に従事していますが、周囲が開けた場所でウクライナ軍のドローン攻撃や砲撃に晒され、多くの死傷者が出ていると報告されています。

防御体制の脆弱性が露呈、更なる犠牲者増加の懸念

専門家たちは、北朝鮮兵士の装備や訓練の不足、そして防御体制の脆弱性が、多くの死傷者を出している原因だと指摘しています。防衛大学教授の田中美咲氏は、「十分な装備や訓練が不足している兵士たちが、最前線に投入されるのは非常に危険だ。更なる犠牲者増加が懸念される」と警鐘を鳴らしています。

今後の戦況と北朝鮮兵士の運命

ウクライナ紛争の長期化が懸念される中、北朝鮮兵士の運命は予断を許しません。ISWの報告は、国際社会に大きな衝撃を与え、今後の戦況に影を落とすことは間違いありません。

北朝鮮兵士の置かれた厳しい状況、そして今後の戦況に注目が集まります。