新宿アルタの閉館を惜しむ声が数多く聞かれる中、明石家さんまさんも自身のラジオ番組でアルタにまつわる思い出を語りました。かつて「笑っていいとも!」のレギュラーとして活躍したさんまさんにとって、アルタは青春時代を象徴する特別な場所。番組での経験や、降板時のタモリさんとの知られざるエピソードなど、貴重な話が明かされました。
笑っていいとも!と新宿アルタ:さんまの青春時代
さんまさんは、閉館する新宿アルタにコメント動画を収録したことを明かし、「笑っていいとも!」に出演していた当時を振り返りました。26歳でレギュラー入りした「笑っていいとも!」は、さんまさんにとって第二の青春時代。金曜レギュラーとして、数々の芸能人と出会い、刺激的な日々を送っていました。当時、自身のコーナータイトルだった「日本一の最低男」が、奇しくも閉館の年に香取慎吾さん主演でドラマ化されていることに、不思議な縁を感じていると語りました。
明石家さんま
笑っていいとも!降板秘話:タモリからの電話と村上の大失態
1995年に「笑っていいとも!」を降板した際の裏話も披露。ディレクターとの衝突が原因で降板を決意したさんまさん。当時、番組を辞める人が増えていたこともあり、さんまさんの降板をタモリさんは引き留めたかったようです。しかし、直接伝えるのではなく、夜中に酔った勢いで事務所に電話をかけてきたといいます。「タモリだけど…なんで辞めるんだよ」という電話を受けたのは、当時事務所に寝泊まりしていた村上ショージさん。タモリさんから電話がかかってくるはずがないと思い込み、「うるさいんじゃ!ボケ!アホ!」と叫んで電話を切ってしまったという大失態を犯しました。村上さんは「絶対言ってないと思うんですけどね…タモリさんに聞きましたけど。タモリさん酔うてたんですよ?」と釈明していました。
明石家さんまと長男・二千翔さん
アルタとの繋がりは今も:さんまのコメント映像が新宿東口で放映
翌日、タモリさんに電話のことを確認したさんまさん。タモリさんは目を合わせずに「怒られて、切られたよ」と答えたそうで、かなり気まずい思いをしたと振り返りました。しかし、アルタでの思い出はそれだけではありません。「笑っていいとも!」時代のガードマンが、今でもさんまさんや木村拓哉さんの現場に来てくれるなど、アルタで生まれた縁が今も続いているといいます。今回収録したコメント映像は、アルタのビジョンで流れる予定とのこと。「毎日かなあ?俺、(新宿駅)東口に毎日行ってしまいそう」と語り、笑いを誘いました。新宿アルタは多くの人の思い出が詰まった場所として、その歴史に幕を閉じます。
新宿アルタ閉館:思い出と感謝を込めて
新宿アルタの閉館は、一つの時代の終わりを告げる出来事と言えるでしょう。さんまさんのように、アルタで青春時代を過ごした人々にとって、その思い出はかけがえのないもの。閉館を惜しむ声が多く聞かれるのも当然のことです。アルタは、多くの人々に愛され、エンターテイメントの歴史を彩ってきた場所として、その功績は長く語り継がれることでしょう。