中居正広さんの騒動、カンテレ社長が謝罪と社内調査表明

関西テレビ（カンテレ）の大多亮社長は2025年1月22日に行われた新春社長会見で、中居正広さんに関する一連の報道について謝罪し、社内調査の実施を表明しました。この騒動は、中居さんと女性アナウンサーとのトラブルに関するもので、大きな波紋を呼んでいます。

カンテレ社長、フジテレビ港社長への報告を説明

大多社長は会見冒頭で、視聴者や関係者への謝罪を述べ、フジテレビに調査を依頼する意向を示しました。また、カンテレでも女性アナウンサーを伴った会食や芸能関係者との関係性について社内調査を速やかに行うとしました。

大多社長は、中居さんと女性とのトラブルは自身がフジテレビの専務時代に起きた事案であり、事態を把握していたと説明。事案発生後すぐに報告を受け、女性のケア、プライバシー、人権を最優先すべきだと強く感じたといいます。

カンテレ社長会見の様子

重大な案件であるため、当時の港社長に報告したと説明する大多社長。港社長は苦渋の表情で、女性のケアを最優先するよう指示したといいます。

フジテレビは第三者弁護士を中心とした調査委員会を発足させることを明らかにしました。港浩一社長も調査対象となり、一部週刊誌で報じられた「食事会」や社員の関与についても改めて調査が行われる予定です。

企業倫理コンサルタントの山田一郎氏（仮名）は、「今回の件は、企業倫理とコンプライアンスの重要性を改めて示すものだ」と指摘します。「企業は、社員一人ひとりが倫理観に基づいて行動し、法令を遵守するよう指導する必要がある。また、問題が発生した場合には、迅速かつ適切な対応をとることが不可欠だ。」

関係者への影響が懸念される

今回の騒動は、テレビ業界全体の信頼性を揺るがす可能性もあるだけに、今後の調査の行方が注目されます。関係者への影響も懸念される中、真相究明が求められています。