フジテレビは、中居正広氏の女性トラブル問題に関する社員説明会を23日夜に開催。異例の事態として、その一部が報道番組「Live News イット!」で生中継されました。説明会では、港社長の謝罪や第三者委員会設置の発表が行われましたが、社員からは経営陣総退陣を求める声も上がり、波紋が広がっています。
中居正広氏の女性トラブル問題、ついに社内説明会へ
昨年12月に報じられた中居正広氏の女性トラブル問題。フジテレビ幹部社員の関与が指摘され、17日に行われた港社長の会見は閉鎖的な形で批判を浴びていました。この問題を受け、フジテレビは23日、社員向けの説明会を開催。500人以上の社員が集まり、オンラインでも視聴されました。
港社長の謝罪と第三者委員会の設置
説明会では、港社長が「一般感覚の著しい欠如があった」と謝罪。17日の閉鎖的会見についても反省の弁を述べました。さらに、フジ・メディア・ホールディングスは臨時取締役会を開き、第三者委員会の設置を決定。27日に記者会見を開くことを発表しました。
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社員からの厳しい声、経営陣総退陣要求も
説明会は4時間半に及び、怒号や拍手が飛び交うなど、緊迫した雰囲気だったようです。社員からは、港社長だけでなく、日枝相談役を含む経営陣の総退陣を求める声も上がり、会場からは拍手が起きたと報じられています。フジテレビ労働組合も、経営陣の責任を問う意見書を提出しています。
CM差し替えによる経営への影響も懸念
この一連の問題を受け、CMの差し替えが相次いでいるとのこと。一部スポンサーからは広告費の返還要求もあるとの情報もあり、100億円単位の減収も想定されているようです。経営への影響も深刻化しています。
メディアからも厳しい批判、古市憲寿氏も言及
社会学者の古市憲寿氏は、23日放送の「めざまし8」で、フジテレビ経営陣の刷新を訴えました。社内外から経営陣への批判が高まる中、今後のフジテレビの対応に注目が集まります。
フジテレビの未来、改革への期待
今回の騒動は、フジテレビにとって大きな試練となっています。社員の声に真摯に耳を傾け、透明性のある改革を進めることが、信頼回復への第一歩となるでしょう。今後の動向を注視していきたいと思います。