フジテレビの「会社組織ぐるみ性接待」疑惑をめぐる週刊文春の報道。10時間23分にも及ぶ2回目の記者会見が行われましたが、その真相は一体何なのでしょうか。当初、元SMAP中居正広氏への女子アナ「献上」が組織的に行われていたと報じられましたが、後に文春側が告知なく記事を「修正」。この修正により、報道内容の信憑性が揺らいでいます。
誤報の可能性高まる?中居氏への「献上」は虚構か
弁護士でファクトチェッカーでもある楊井人文氏も指摘するように、文春報道の根幹部分が修正されたことで、フジテレビが組織ぐるみで女子アナを中居氏に「献上」し、9000万円もの示談金に至ったという話は、大きな誤報だった可能性が高まっています。
フジテレビ本社ビル
文春側の報道は、社内関係者の証言に基づくとされていますが、フジテレビ幹部が女性社員やアナウンサーに具体的な指示を出した証拠や、その結果を示す報告などの物証は一切提示されていません。社外との宴席で、相手側男性の隣に座らされたという証言も、多くの企業で行われている一般的なことであり、違法性もありません。
第三者委員会による調査に期待
第三者委員会が設置され、弁護士による調査が今後進められる予定です。忖度のない調査と報告書に期待が高まりますが、そもそも発端となった「X子さんはフジ編成幹部A氏に誘われた」という記述自体が誤報である可能性が出てきました。
もしそうであれば、私たちはいったい何を見せられていたのでしょうか?フジテレビが組織的に女性を「献上」した証拠はゼロのまま、中居氏が女性を飲み会後に自宅に誘っただけの可能性が出てきます。仮に男女間のトラブルがあったとしても、それはフジテレビとは無関係の、独身男女間の個人的な問題に過ぎない可能性があります。
文春側の説明責任は?
今回の「お断り」修正について、文春側がその前後関係を説明する必要があるのではないでしょうか。修正に至った経緯や、当初の報道の根拠について、明確な説明が求められます。
記者会見の様子
真実はどこにあるのか?今後の展開に注目
フジテレビ性接待疑惑をめぐる報道は、多くの疑問を残したままです。第三者委員会の調査結果が待たれる中、文春側の説明責任も問われています。今後の展開を注意深く見守る必要がありそうです。