三岐鉄道の北勢線、その歴史の奥深くに眠る廃駅を巡る特別な旅をご存知ですか? 三岐鉄道は、2024年2月16日に「歴史電車」と銘打ったユニークな乗車イベントを開催します。この記事では、このイベントの魅力と北勢線の歴史について詳しくご紹介します。
懐かしい風景に出会う「歴史電車」イベントとは?
全国にわずか3路線しか残っていない、線路幅762ミリの「ナローゲージ」で知られる北勢線。1914年(大正3年)から運行を開始し、長い歴史の中で幾つもの駅が誕生し、そして姿を消してきました。今回の「歴史電車」イベントでは、そんな北勢線の廃駅9ヶ所を巡ります。
始発駅の西桑名駅を出発後、車内では北勢線の歴史に関する興味深い講話を聞きながら、かつて駅舎やホームがあった場所へとタイムスリップ。東員駅近くでは本線から分岐し、普段は入ることのできない車庫へと通じる北大社信号場まで足を延ばします。まさに鉄道ファンにとって夢のような体験と言えるでしょう。
alt 三岐鉄道北勢線の歴史電車イベントのチラシ
歴史電車イベント誕生の背景
実はこの「歴史電車」イベント、昨年三岐線で初めて開催された企画です。定員50名に対し、全国からなんと850名もの応募が殺到するほどの大人気ぶり! その反響を受け、今回は北勢線でも開催されることになりました。三岐線でのイベントも一部内容を変更し、2月23日に開催予定です。
鉄道ファン垂涎!貴重な体験に参加するには?
参加費用は乗車券込みで5000円。専用サイトまたはハガキで申し込みが可能で、締め切りは1月31日です。定員は各回60名で、応募多数の場合は抽選となります。鉄道の歴史に触れ、貴重な体験をしたい方は、ぜひこの機会をお見逃しなく! お問い合わせは三岐鉄道総務課(059-364-2141)まで。
北勢線の魅力を再発見
北勢線は、地元の人々の生活を支えるだけでなく、多くの鉄道ファンを魅了してきた路線です。その歴史に触れることで、地域の魅力を再発見できるのではないでしょうか。
鉄道ジャーナリストの山田鉄夫氏(仮名)は、「廃駅巡りは、単に過去の遺構を見るだけでなく、その場所にまつわる物語や人々の想いに触れる貴重な機会です。北勢線の歴史電車イベントは、地域の歴史と文化を学ぶ絶好の機会となるでしょう」と語っています。
alt 日本の懐かしい鉄道車両
北勢線の歴史を辿る旅は、ノスタルジーを感じさせるだけでなく、未来への希望をも感じさせてくれます。このイベントを通じて、北勢線の魅力を再発見し、地域への愛着を深めてみてはいかがでしょうか。