2月上旬、日本列島を襲う二つの寒波。まずは南岸低気圧による関東の雪、そしてその後には今季最強寒波が西日本を襲います。この記事では、それぞれの寒波の特徴、注意点、そして備えについて詳しく解説します。
関東地方：週末の雪に警戒！
週末の関東地方の雪の予想図
2月1日(土)から2日(日)にかけて、南岸低気圧の影響で関東地方の広範囲で天気が崩れ、雪が降る可能性があります。特に2日(日)の朝は、東京都心部を含む平野部でも雪が予想されています。
東京都心も雪の可能性あり
2月2日(日)の関東地方の雪の予想図
日本気象協会の気象モデルによると、2日(日)の明け方から関東南部で雪が降り始め、朝には東京都心部を含む広範囲で雪となる見込みです。日中は平野部では雨に変わる可能性もありますが、内陸部を中心に積雪となる可能性も。
南岸低気圧による雪は、低気圧の進路や発達具合、気温のわずかな変化で雪の降る範囲や時間が大きく変わることがあります。積雪エリアが拡大する可能性もあるため、最新の気象情報に注意が必要です。気象予報士の山田さん（仮名）は、「油断せずに最新の情報をこまめにチェックし、早めの対策を心がけてください」と注意を促しています。
2日(日)の東京都心の最高気温は4℃と、今季一番の寒さとなる見込みです。雪や冷たい雨による路面の凍結にも注意が必要です。
西日本：今季最強寒波に備えを
4日(火)からの寒波の予想図
4日(火)頃から冬型の気圧配置が強まり、今季最強の寒波が流れ込みます。特に5日(水)から6日(木)頃は寒気のピークで、西日本の上空1500メートル付近では-15℃ほどと、数年に一度レベルの強い寒気となる可能性があります。
警報級の大雪に警戒
北日本から西日本の日本海側を中心に大雪となり、警報級の大雪となる恐れも。風も強まり、視界不良となる吹雪や猛吹雪となる可能性もあります。車の立ち往生など交通障害に警戒が必要です。
4日(火)以降は西日本の各地で5℃以下となるなど、厳しい寒さが予想されます。「水道管の凍結や、路面の凍結による転倒事故にも注意が必要です」と、防災専門家の佐藤さん（仮名）は呼びかけています。
寒波長期化のおそれ：10日以降も雪続く可能性
7日(金)以降の寒波の予想図
7日(金)以降も寒気が強弱を繰り返しながら居座る見込みです。北海道や本州の日本海側だけでなく、9日(日)にかけては九州北部も雪が降りやすいでしょう。10日(月)から11日(火)建国記念の日にかけては関東から近畿の太平洋側でも雪が降る所がありそうです。
西日本では最高気温が10℃に届かない日が多く、厳しい寒さが続く見込みです。体調管理に十分注意しましょう。 暖房器具の使用による火災や一酸化炭素中毒にも注意が必要です。こまめな換気を心がけ、安全な冬を過ごしましょう。
