2025年11月15日、天皇陛下の妹である黒田清子さんと夫の慶樹さんは結婚20周年を迎えました。20年前、帝国ホテルで行われた結婚披露宴では、天皇皇后両陛下、上皇ご夫妻、秋篠宮ご夫妻をはじめとするご家族が一堂に会し、お二人を温かく祝福されました。この特別な日に、黒田さんご夫妻と皇室との絆の強さが改めて注目されています。ご結婚から20年が経った現在も、その固い絆は変わることなく続いています。
黒田慶樹さんの還暦と新たな役割
黒田慶樹さんは2025年4月に還暦を迎えられました。長年東京都の職員として尽力された後、同4月からは公益財団法人東京動物園協会の常務理事に着任されています。慶樹さんと秋篠宮さまは学習院初等科時代からの同級生であり、大学時代も同じサークルで行動を共にする親友でした。この親密な間柄は現在も変わらず、秋篠宮さまは時折、清子さんや慶樹さんに様々な悩み事を相談されているといいます。
伊勢神宮祭主としての清子さんの役割
黒田清子さんは2017年から、皇室と特別なゆかりのある伊勢神宮の祭主を務めています。神宮祭主は古くから皇族や元皇族の中から任命される慣例があり、清子さんは昭和天皇の四女・池田厚子さんからその大役を引き継ぎました。神宮祭祀が行われる際には、祭主として清子さんは生活拠点である東京から三重県伊勢市まで足を運び、参列されています。そして祭祀が終了すると、御所に参内し、天皇陛下にその報告をされています。ご結婚により皇室を離れられた後も、清子さんが皇室にとって重要な役割を果たし続けているお姿は、両陛下をはじめとする皇族の方々に強い信頼感を与えていると拝察されます。
2024年11月26日、百合子さまの斂葬の儀に参列する黒田清子さんと慶樹さん夫妻
上皇ご夫妻にとって大きな心の支え
特に上皇ご夫妻は、黒田さんご夫妻を頼りにされていることが多いといいます。美智子さまは清子さんに様々な悩みや懸案を打ち明け、清子さんも常に的確な助言をなさってきたと伝えられています。また、美智子さまは慶樹さんを高く評価されており、「あの人はしっかりしています。大人ね」と以前知人に明かしたこともあったそうです。現在でも、上皇ご夫妻のお住まいである仙洞御所には、清子さんと慶樹さんが頻繁に参内されています。上皇さまが92歳を迎えられた2025年12月23日にも訪問されたようでした。穏やかで聡明な清子さんと慶樹さんがお近くにいらっしゃることで、ご夫妻は大きな安心感を抱かれていることでしょう。
黒田清子さんと慶樹さんご夫妻は、これからも2026年、そしてその先も、静かに、しかし確かに皇室を支え続けていくことでしょう。その揺るぎない絆と献身は、皇室にとってかけがえのない存在となっています。





