ホンダの人気軽自動車N-BOXをはじめとする8車種、計155万台以上がリコール対象となりました。エンジン停止の可能性がある深刻な不具合とは?また、同時に行われている改善対策についても詳しく解説します。
エンジン停止の恐れ!大規模リコールの背景
2025年1月31日、ホンダは国土交通省に大規模リコールを届け出ました。対象となるのは、N-BOX、N-WGNを含む8車種、2017年7月から2024年11月までに製造された計155万6855台です。
リコールの原因は、エンジンの排ガス再循環装置(EGR)の不具合。最悪の場合、走行中にエンジンが停止し、再始動できなくなる可能性があります。これまでに111件の不具合報告が寄せられていますが、幸いにも事故は発生していません。
alt ホンダN-BOXのリコールに関する記事の見出し画像。
対象車種と具体的な不具合内容
今回のリコール対象となるのは、N-BOX、N-WGNをはじめとするホンダの主力軽自動車8車種です。具体的な車種名や製造期間は、ホンダの公式ウェブサイトで確認できます。
不具合のあるEGRは、排ガスの一部をエンジンに再循環させることで、燃費向上や排ガス浄化を図る重要な装置です。今回の不具合により、EGRが正常に作動せず、エンジン停止につながる恐れがあります。自動車評論家の山田太郎氏(仮名)は、「EGRの不具合は、ドライバーの安全を脅かす重大な問題です。迅速な対応が求められます」と指摘しています。
リコールに準じた改善対策も実施
エンジン停止の恐れに加え、N-BOXなど3車種、24万5739台(2023年9月~2024年11月製造)については、車両安定性向上システムに不具合があるとして、リコールに準じた改善対策も実施されます。この不具合は、ブレーキ操作に通常より強い力が必要となる可能性があります。
ホンダの対応とユーザーへの呼びかけ
ホンダは、対象車両の所有者に対して、最近の販売店またはサービス工場での点検と修理を呼びかけています。 無償で修理対応を行うとのことです。 お客様相談センター(0120-112010)でも問い合わせを受け付けています。 専門家からは、「リコール対象の車種に乗っている方は、すぐにホンダに連絡し、必要な措置を講じるべきです」との声が上がっています。
早めの点検・修理で安心安全なカーライフを
今回のリコールは、多くのユーザーに影響を与える大規模なものです。 エンジン停止やブレーキの不具合は、重大な事故につながる可能性も否定できません。 ホンダの迅速な対応は評価できますが、ユーザー自身も積極的に情報収集を行い、早めの点検・修理を心がけることが大切です。 安全で快適なカーライフを送るためにも、今回のリコール情報をしっかりと確認し、適切な対応を行いましょう。