トランプ米大統領は1日、「米国人を守る必要がある。全ての国民の安全を確保することが大統領としての私の責務だ」と述べ、メキシコとカナダ、中国への関税引き上げの意義を強調した。自らが運営するソーシャルメディアに投稿した。
トランプ氏は1日、不法移民や麻薬流入への対抗措置として、メキシコ、カナダ、中国へ関税を発動する大統領令に署名した。発効日は4日。
これに関して、トランプ氏は投稿で「メキシコとカナダからの輸入品に25％、中国には10％の追加関税を課す。不法滞在者や、市民を死に追いやる麻薬が大きな脅威となっており、国際緊急経済権限法（IEEPA）に基づき実施した」と説明した。
また、米国民の安全を守ることが大統領としての責務と強調し、「大統領選で、国境を越えて流入してくる不法滞在者と麻薬を食い止めると公約した。米国民は圧倒的にそれに賛成していた」と続けた。【ワシントン大久保渉】
