藤井聡太棋王の強さと共に、その人間性にも注目が集まっています。今回は、ABEMAの棋王戦中継で語られた、盟友・宮嶋健太四段との心温まるエピソードをご紹介します。将棋ファンならずとも、藤井棋王の人柄に触れることができる感動的なお話です。
幼馴染の棋士、宮嶋健太四段とは?
藤井棋王と宮嶋四段は、2012年の奨励会入会以来、共に研鑽を積んできた盟友です。「棋士の中で一番の親友」とも言われ、研究会などで交流を深めてきました。宮嶋四段は2023年10月にプロデビューを果たした新鋭棋士で、今回の棋王戦中継にも出演しています。
研究用PCを譲り受けたエピソード
宮嶋四段が奨励会三段時代、藤井棋王の対局で記録係を務めた後、一緒に梅田駅まで帰る機会がありました。当時からパソコン自作が趣味だった藤井棋王に、宮嶋四段は研究環境の相談をしていたそうです。
藤井棋王が新しいパソコンを自作するという話を聞いた宮嶋四段は、「今まで使っていたPCはどうなるんですか?」と尋ねたところ、「いります?」と返されたとのこと。軽い会話だったので宮嶋四段は特に気に留めていなかったそうですが、約半年後、藤井棋王から「取りにきてください」と電話がかかってきたのです。
このエピソードに、宮嶋四段は「あの時のことを覚えていてくれたんだとビックリしました」と当時を振り返り、藤井棋王の気遣いに感動した様子でした。
alt 藤井聡太棋王と宮嶋健太四段が対局中に言葉を交わしている様子
ファンからの反響も大きく、藤井棋王の人柄に改めて注目
この心温まるエピソードは、視聴者からも大きな反響を呼びました。「めっちゃ仲良しやん」「いい話だな」「義理堅い人」「本当に仲良い証拠よな」「ええ話じゃ」「聖人やん」「聡太の為にも強くならなあかんな」など、藤井棋王の人柄を称賛するコメントが多く寄せられています。
宮嶋四段が語る藤井棋王の素顔
宮嶋四段は、藤井棋王の強みは「まず人柄が素晴らしいこと」だと語っています。「立場が変わられても優しく、昔と変わらず誰に対しても分け隔てがない」と、その変わらぬ人柄を強調しました。
さらに、「藤井棋王は話好き。今は立場もありますが、“話しかけられ待ち”というところもあると思います」と、人懐っこい一面も明かしています。 著名な棋士でありながら、飾らない人柄が垣間見えるエピソードです。将棋界の未来を担う若き才能の、今後の活躍にますます期待が高まります。
藤井棋王の優しさと思いやりに感動
今回のエピソードは、藤井棋王の優しさと思いやり、そして変わらない人柄が感じられる心温まるものでした。将棋の強さだけでなく、人間性も素晴らしい藤井棋王。今後の活躍から目が離せません。