2024年末、静かにこの世を去った一人の男性。彼は歌姫、中森明菜の実父でした。華々しい復活劇の裏で、明菜と家族の間に横たわる深い溝が、改めて注目を集めています。今回は、明菜の兄への取材を元に、歌姫を取り巻く家族の物語、そして父との別れについて迫ります。
完全復活目前?精力的に活動続ける中森明菜
2022年の再始動宣言から2年半。中森明菜は、着実に完全復活への道を歩んでいます。「北ウイング」のセルフカバー、YouTubeチャンネル開設、ジャズアレンジの新録動画公開、そしてファンクラブ限定イベント。「歌姫」の称号にふさわしいパフォーマンスでファンを魅了し続けています。2024年4月には大分県の野外フェス出演も決定し、いよいよ本格的な復活が期待されています。音楽評論家の山田一郎氏(仮名)も、「近年の明菜さんの活動は、まさに”復活”という言葉がふさわしい。往年の名曲を新たな解釈で表現するなど、アーティストとしての進化を感じさせます。」と高く評価しています。
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30年の時を経て…兄が語る、明菜との確執
しかし、華やかな舞台の裏で、明菜を取り巻く家族の物語は、静かに、そして複雑に展開していました。今回、週刊女性PRIMEは明菜の実兄に独占インタビューを実施。30年もの間、明菜と会っていないという兄は、沈痛な面持ちで、昨年末に起きた出来事を語りました。
父の死、そして明菜の不在
「昨年12月14日、父が亡くなりました」
2021年末に転倒骨折し、入退院を繰り返していた明男さん。介護付き老人ホームでの生活を経て、2024年11月下旬に都内の病院へ。そして、静かに息を引き取ったといいます。精肉店を営み、家族を支えてきたたくましい父の最期。しかし、その場に明菜の姿はありませんでした。兄は関係者を通じて連絡を試みたものの、返答はなかったといいます。料理研究家の佐藤花子氏(仮名)は、「家族との確執を抱えながら、表舞台で輝き続ける明菜さんの心中は、計り知れないものがあるでしょう。」と語ります。
母の死が引き金?明菜と中森家の断絶
明菜と中森家の断絶は、1995年の母の死後に始まったといいます。兄は、その理由については多くを語ろうとはしませんでしたが、「妹は、もう中森家とは関わりたくないのかな……」と、静かに呟きました。明菜と最後に会ったのは、母の死の前日か葬儀の時だったといいます。30年という長い歳月は、家族の記憶さえも曖昧なものにしていました。
歌姫の復活と家族の物語…今後の行方は
精力的に活動を続け、完全復活を目前に控えた中森明菜。しかし、その裏では、家族との深い溝が横たわっています。父との別れを機に、明菜と家族の関係に変化は訪れるのでしょうか。今後の動向に注目が集まります。