トランプ氏、パナマ運河巡り中国と近く協議か 影響排除へ動き加速


【図解】トランプ政権 主な政策や顔ぶれ

 パナマ運河は20世紀初頭に米国が建設し、1999年にパナマに返還するまで管理した。現在は香港系の企業が運河の主要港を運営しており、トランプ政権は警戒感を強めている。

 トランプ氏はホワイトハウスで記者団に、「米国がこれまで建設した中で最も費用のかかったプロジェクトだ。実質的にはただ同然で手放した」などと強調。さらに「中国に渡したわけではない。パナマに渡したが、パナマは(運河の永久中立を定めた)協定に違反した」と述べ、改めて運河の奪還に意欲を示した。

 一方、ルビオ米国務長官は3日のX(ツイッター)で、パナマのムリノ大統領が中国の巨大経済圏構想「一帯一路」の協力の覚書を更新しないと表明したことについて「米国とパナマとの関係や自由な運河に向けた大きな前進だ」と評価した。【ワシントン松井聡】



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