台風19号 福島でボランティア減少を懸念「継続的に呼び込みたい」

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 浸水被害を受けた福島県いわき市の住宅で、泥をかき出す地元の高校生=2日
 浸水被害を受けた福島県いわき市の住宅で、泥をかき出す地元の高校生=2日
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 台風19号と21号に伴う記録的な大雨に見舞われた福島県で、11月の連休、多くのボランティアが復旧支援に参加した。しかし、今後は寒さが厳しくなることから、ボランティアの参加人数は減少することも懸念される。地域的にはまだまだ人手が足りないところもあり、関係者は「継続的にボランティアを呼び込みたい」と話している。

 福島県社会福祉協議会によると、19号の上陸から1週間たった10月20日の県内のボランティア活動人数は2618人だったが、その後は減少傾向に。平日のほとんどは500人を割り込んだ。しかし、11月2日と3日は再び1千人以上に戻った。

 ただ、県内ではこれまでの全体人数のうち約3割が本宮市で活動している実態がある。そのため、担当者は「全体的には需要と供給のバランスは取れてきたが、いわき市や郡山市などまだ不足している自治体もある」と課題を指摘した。

 一方、いわき市社会福祉協議会などによると、11月3日の参加者は435人で最多を記録した。個人で初めて参加する人も多く、市社協は「3連休で、ボランティアが不足しているという報道があったため」と分析している。

 8人のボランティアに床下の泥をかき出すなどしてもらった、いわき市平中平窪細田町の高木俊枝さん(76)は「ボランティアがいないとどうしようもない。本当にありがたいです」と感謝した。

 連休明けの平日は、参加者の減少が予想される。篠原洋貴事務局次長は「ボランティアを待っている世帯に送り出せない可能性もある」と懸念。その上で、「現在は浸水した家具の搬出作業などのニーズが多いが、今後は心のケアなどの活動も必要になる。継続的にボランティアの手が必要だ」と訴える。

 団体でのボランティアの問い合わせは県社協災害対策本部総務班(024・523・1251)。

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