中川翔子さんが昨年12月にYouTubeで発信し、大きな反響を呼んだ111匹のチンチラ猫の多頭飼育崩壊問題。今回はその後の状況、そして翔子さんの更なる支援活動について、jp24h.comが詳しくお届けします。
保護猫たちの現状と支援の輪
翔子さんと共に、保護猫活動団体「たんぽぽの里」の石丸雅代さんが再び登場。前回の動画がきっかけで、全国から多くの支援物資やボランティアの申し出があったとのこと。 想像をはるかに超える反響に感謝の言葉を述べると共に、対応に追われた状況も説明しました。集まった義援金は420万円にも上り、猫たちの譲渡費用や治療費に充てられたそうです。
alt: 中川翔子さんと保護猫たち
まだ続く保護猫たちのケア
しかし、現在も約40匹の猫たちが「たんぽぽの里」で保護されています。多頭飼育崩壊という劣悪な環境下で生活していたため、多くの猫が目の疾患を抱えているという現状も明らかになりました。相模原市、獣医師会、そしてボランティアの協力のもと、治療や譲渡会が積極的に行われています。
相模原市の取り組み
相模原市職員の林さんによると、市では4月から6頭以上の猫を飼育する場合、届け出が必要となる新たな制度がスタート。多頭飼育崩壊の防止に向け、飼育状況の把握と適切な指導に力を入れていくとのことです。行政の取り組みにも注目が集まります。
翔子さんと保護猫たちの心温まる交流
翔子さん自身も保護猫たちと触れ合い、前回「迎える」と決めていた“じゃじゃ丸”との再会を果たしました。片目を失明、もう片方の眼球も摘出することになった白いチンチラの“ふわりちゃん”も、翔子さんの腕の中でゴロゴロと喉を鳴らす姿に、生命力の強さを感じました。獣医師の加納さんによると、目の炎症が治まれば平たい場所で飼育することは問題ないとのこと。石丸さんもケージ内で工夫を凝らし、ふわりちゃんがトイレができるように環境を整えているそうです。
支援の輪を広げよう
翔子さんは、尾をかじってしまう癖があり断尾手術を受けた猫など、様々な事情を抱える保護猫たちとも触れ合い、改めて支援を呼びかけました。動画の概要欄には支援のためのリンクが掲載されています。
alt: 保護猫と触れ合う中川翔子さん
緊急譲渡会のお知らせ
石丸さんからは、2月8日に相模原市主催の緊急譲渡会が開催されることも発表されました。新しい家族を探している猫たちに、ぜひ足を運んでみてください。 里親になること以外にも、寄付やボランティアなど、様々な形で支援することができます。
中川翔子さんをはじめとする多くの人々の尽力により、多頭飼育崩壊から救われた111匹のチンチラ猫たち。これからも彼らの幸せを願い、支援の輪を広げていきましょう。