第32回東京国際映画祭が28日、東京都港区の六本木ヒルズを主会場に開幕した。六本木ヒルズアリーナに設けられたレッドカーペットには、オープニング上映作品「男はつらいよ お帰り 寅さん」の山田洋次監督、出演の倍賞千恵子さん、前田吟さんら“寅さん一家”が勢ぞろいし、待ち構えていた約2千200人の映画ファンから歓声が上がった。
山田監督は「オープニング作品に選ばれて光栄。主演の渥美清さんがここにいないのは残念ですが、この作品も渥美さんと一緒に作ったという思いです」と話した。
最高賞「東京グランプリ」を競うコンペティション部門には日本からは足立紳監督の「喜劇 愛妻物語」と手塚眞監督の「ばるぼら」が出品。受賞発表は最終日の11月5日に行われる。