アメリカで10代を過ごした人気インフルエンサーYunaさん。21年ぶりの日本帰国で、様々なカルチャーショックを受けたといいます。恋愛、美容、結婚観…日米の文化の違いを、Yunaさんの視点を通して紐解いていきます。
恋愛観の違い:3回目のデートで告白?アメリカでは「トーキング」が重要
日本で驚いたことの一つに、恋愛の進め方の違いがあったとYunaさんは語ります。「3回目のデートで告白」という日本の暗黙のルールに戸惑いを覚えたそう。アメリカでは「トーキング」と呼ばれる、付き合う前の期間を数ヶ月かけてお互いを知り合うのが一般的です。この期間に体の関係を持つことも珍しくなく、心の相性だけでなく体の相性も大切にする傾向があるとYunaさんは説明します。恋愛における時間感覚や価値観の違いが浮き彫りになりました。
alt="インフルエンサーYunaさんのポートレート写真。彼女は日米の文化の違いについて語っている。"
美容広告のギャップ:「バーキン買うなら豊胸しろ」に衝撃
街中の広告にも、Yunaさんは驚きを隠せませんでした。「バーキン買うなら豊胸しろ」という刺激的な広告を目の当たりにし、強い衝撃を受けたといいます。アメリカでは外見の多様性が尊重され、露骨な美容広告は規制されているため、その違いは明らかです。 日本の広告は、ある種の画一的な美しさを求める風潮を反映しているのかもしれません。
マッチングアプリと「婚活」:プレッシャーを感じる日本の結婚観
また、マッチングアプリや「婚活」という言葉が溢れる日本社会にも、Yunaさんは違和感を感じたようです。「結婚すべき」「誰かと付き合うべき」というプレッシャーを感じさせる風潮があると指摘します。結婚に対する社会的な圧力の違いも、日米の文化差として顕著に現れていると言えるでしょう。恋愛・結婚観に関する専門家、例えば、青山花子氏(仮名・恋愛コンサルタント)は、「日本社会は結婚に対して、”こうあるべき”という固定観念が根強い。個人の選択を尊重する社会への転換が必要だ」と指摘しています。
日本の良さ:周りの目を気にするからこその配慮とマナー
もちろん、Yunaさんは日本の良さも認識しています。周りの目を気にする国民性から生まれる、他人への配慮や公共の場でのマナーの高さは素晴らしいと評価しています。文化の違いは一概に良し悪しで判断できるものではなく、それぞれの文化に固有のメリット・デメリットが存在するとYunaさんは語ります。
Yunaさんの経験を通して、日米の文化の違いが鮮やかに浮かび上がりました。どちらが良い悪いではなく、それぞれの文化を理解し、自分にとって心地よいバランスを見つけることが大切なのかもしれません。