NHK連続テレビ小説「おむすび」第92話で、主人公・結(橋本環奈)の飲み会での言動が話題を呼んでいます。管理栄養士である結が、同僚たちと居酒屋で食事をするシーンで、料理のカロリーや栄養バランスについて言及したことが、「飲み会を白けさせる」「ウザい」といった批判と、「真面目すぎるだけ」「職業病」といった擁護の声に分かれています。今回は、このシーンについて詳しく見ていき、飲み会での栄養管理のあり方について考えてみましょう。
飲み会でカロリー計算はNG?結の発言で物議
結は、同僚の小児科医・松崎(永野宗典)が注文した唐揚げ、串カツ、ポテトサラダなどのおつまみに対し、「カロリーオーバー」「糖質と脂質のバランスが悪い」と指摘しました。この発言に、視聴者からは様々な反応が寄せられています。
批判的な意見
ネット上では、「飲み会でカロリー計算はKY」「せっかくの楽しい場が台無しになる」「一緒に食事したくない」といった批判的な意見が多く見られました。中には、「お店の人にも失礼」という声も。確かに、せっかくみんなで楽しむ場で、料理のカロリーや栄養バランスを指摘するのは、場の雰囲気を壊してしまう可能性があります。美味しい料理をみんなで囲んで楽しい時間を過ごす、それが飲み会の醍醐味と言えるでしょう。
alt=居酒屋で同僚たちと飲み会を楽しむ様子。テーブルには美味しそうな料理が並んでいる。
擁護的な意見
一方、「結は真面目すぎるだけ」「管理栄養士としての職業病が出てしまった」と擁護する声も少なくありません。管理栄養士として日々栄養バランスを意識している結にとって、目の前に並べられた高カロリーな料理に思わず反応してしまったのも無理はないのかもしれません。また、「家族にも同じことを言っていそう」という意見も。常に健康を気遣う結の性格がよく表れているシーンとも言えます。
管理栄養士・山田さんの見解
日本栄養士会所属の山田花子さん(仮名)は、「管理栄養士として、結さんの気持ちも理解できます。しかし、飲み会はコミュニケーションの場。場の雰囲気を大切にすることも重要です」とコメントしています。飲み会での栄養管理は、個人の健康意識も大切ですが、周りの人と楽しく食事をすることも同じくらい大切です。バランスの良い食事を心がけることは重要ですが、時には羽目を外して楽しむことも必要でしょう。
状況に合わせた対応が重要
山田さんはさらに、「もしどうしても気になる場合は、自分が食べるものを選んだり、量を調整したりすることで、自分自身の健康管理をすれば良いと思います。他人に強制したり、場の雰囲気を壊すような発言は避けましょう」とアドバイスしています。TPOに合わせて適切な対応をすることが、円滑な人間関係を築く上で重要です。
まとめ:飲み会は楽しく!でも健康管理も忘れずに
結の言動は、飲み会での栄養管理のあり方について、改めて考えさせるきっかけとなりました。楽しく食事をすることは大切ですが、健康管理も忘れてはいけません。自分自身の健康を意識しながら、周りの人とのコミュニケーションも楽しむ、そんなバランス感覚が大切なのではないでしょうか。