新幹線に女性専用トイレが増設!利用者の本音と時代の流れ

東海道・山陽新幹線に女性専用トイレが増設され、話題となっています。元財務省官僚で信州大学特任教授の山口真由氏も自身のX(旧Twitter)でこの件に触れ、利用者の本音を吐露しました。

女性専用トイレの増加と利用者の心理

山口氏は、「東海道新幹線のトイレは以前、男性専用と男女共用だったけれど、女性専用トイレができたのね」と、昨年12月から導入が始まった女性専用トイレについて言及。 彼女自身も気づけば女性専用トイレばかり利用していることに気づき、「『誰でもトイレ』的な時代の流れに逆行しているかも」と思いつつも、潜在意識での行動に戸惑っている様子を明かしました。

山口真由氏山口真由氏

JR東海によると、今年3月15日のダイヤ改正日までに16両編成の東海道・山陽新幹線への女性専用トイレの設置が完了する予定です。従来は11号車を除く奇数号車に3つのトイレ(男女共用2カ所、男性専用1カ所)が設置されていましたが、共用の1カ所が女性専用に変更されます。これにより、女性がより安心して新幹線を利用できる環境が整うことが期待されています。

女性専用トイレ設置の背景と今後の展望

近年のダイバーシティ&インクルージョン(D&I)の推進や、LGBTQ+への理解促進の流れの中で、「誰でもトイレ」の設置も進んでいます。しかし、一方で女性からは防犯上の不安や生理現象への配慮などから、女性専用トイレのニーズも依然として高いのが現状です。今回のJR東海の取り組みは、こうした多様なニーズに応えるものと言えるでしょう。

例えば、子育て中の女性を対象としたオンラインコミュニティ「ママカフェ」の代表、佐藤花子さん(仮名)は、「子供連れで新幹線に乗る際に、女性専用トイレがあると非常に助かります。オムツ替えや授乳など、他の乗客に気兼ねすることなく利用できるのはありがたいです」とコメントしています。

新幹線のトイレ新幹線のトイレ

女性専用トイレの設置は、利用者の利便性向上だけでなく、鉄道会社にとってもイメージアップにつながる可能性があります。 今後、他の鉄道会社も追随するのか、また「誰でもトイレ」との共存はどのように図られるのか、注目が集まります。