ジオン軍といえば、宇宙を舞台に活躍するモビルスーツが印象的ですが、実は潜水艦や大型機といった地球専用兵器も多数保有しています。スペースコロニーを拠点とするジオン軍が、なぜこれほど多くの地球専用兵器を保有しているのか、その謎に迫ります。本稿では、ジオン軍の兵器開発の背景や、地球連邦との知られざる関係について考察していきます。
ジオン軍、地球兵器の謎
ジオン軍は「マッド・アングラー」のような巨大潜水艦や、「ドップ」などの戦闘機、「ガウ攻撃空母」といった大型機を保有しています。しかし、スペースコロニーという限られた環境で、これらの兵器を開発・運用するのは容易ではありません。公式設定では、連邦軍からの接収やコンピューターシミュレーションによる設計が explanation とされていますが、本当にそれだけでしょうか?
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ロシアのオスカー級原子力潜水艦でさえ全長184mですが、ジオン軍の「マッド・アンクラー」は全長360mと桁違いの大きさです。このような巨大兵器の開発には、広大な試験場や高度な技術が必要となるはずです。
地球での協力者の存在
ジオン公国には、地球連邦からの離脱を望む旧国家が協力していた可能性があります。これらの協力者たちは、秘密裏に兵器の開発や試験を行い、ジオン軍に提供していたと考えられます。
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歴史上でも、第一次世界大戦後のドイツがソ連と秘密協定を結び、兵器開発を進めていた事例があります。ジオン公国も同様に、地球の協力者たちの支援を受けていた可能性は十分に考えられます。
ガルマ・ザビと北米との関係
ジオン公国のガルマ・ザビと北米の有力者との関係も、この説を裏付ける証拠の一つです。ガルマは北米のイセリナ・エッシェンバッハとの結婚を望んでおり、北米とのつながりが強かったことが示唆されています。また、ジオン軍の潜水艦「マッド・アングラー級」の拠点が北米のキャリフォルニア・ベースであることも、注目すべき点です。
北米の思惑
地球連邦の政庁所在地はアフリカ、軍の中心は南米にあり、北米は中心から外れた位置にありました。もしかすると、旧アメリカが地球連邦に対する主導権を握り返すために、ジオン公国に協力していたのかもしれません。ジオンを支援することで、連邦を打倒し、再び世界の覇権を握ろうとした可能性も考えられます。
ギレン・ザビの戦略
ジオン公国のギレン・ザビは、地球連邦の降伏後、地球を核抑止力で支配することを計画していました。そのため、潜水艦隊を事前に準備していた可能性も考えられます。
まとめ
ジオン軍が保有する潜水艦や大型機は、地球の協力者たちの支援によって開発・運用されていた可能性が高いです。特に北米との関係は深く、地球連邦に対する政治的な思惑が絡んでいたと考えられます。ジオン公国の兵器開発の背景には、複雑な国際情勢や権力闘争が隠されていると言えるでしょう。