フジテレビジョンの代表取締役相談役であり、フジサンケイグループの代表を務める日枝久氏(87)の自宅前で、抗議活動が行われ、近隣住民の不安が高まっている。騒動の発端は、フジテレビの一連の不祥事に対する同社の対応への不満とされている。
抗議活動の内容と近隣住民の声
1月下旬の午前10時半頃、都内の閑静な住宅街にある日枝氏の自宅前に、一台の青いコンパクトカーが停車した。車内から出てきた中年男性は、大型スピーカーとマイクをセットし、「日枝、会見行こうぜー!」と繰り返し叫び、拳を突き上げるパフォーマンスを行った。
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この騒動を目撃した近隣住民は、「子供の通学路なので怖すぎる」「会見を開いて説明責任を果たしてほしい」と不安の声を漏らしている。一部の住民は、この男性が以前にも日枝氏の自宅周辺をうろついていたのを目撃しており、常軌を逸した行動に恐怖を感じているという。
別の住民は、約1週間前にも同じ男性が日枝氏の自宅のインターホンに向かって手を振るなど、不審な行動をとっていたと証言している。こうした目撃情報から、近隣住民の不安はさらに増幅しているようだ。
落書き事件と沈黙を続ける日枝氏
2月11日には、日枝氏の自宅外壁に「フジは停波しろ!」と書かれた落書きが見つかった。この事件と抗議活動の関連性は不明だが、一連の騒動はエスカレートする一方だ。
メディアコンサルタントの山田一郎氏(仮名)は、「企業のトップが公の場で説明責任を果たすことは、企業の信頼回復に不可欠だ。沈黙を続けることは、事態の悪化を招く可能性もある」と指摘している。
日枝氏は、一連の騒動に対して沈黙を保ち続けている。この沈黙が、抗議活動の激化や近隣住民の不安を増長させている一因となっていることは否めない。
今後の展望
フジテレビは、視聴者やスポンサーの信頼を取り戻すために、どのような対策を講じるのだろうか。日枝氏が公の場で説明責任を果たすことが、事態収束への第一歩となるだろう。
また、警察は、落書き事件や抗議活動への対応を強化する必要がある。近隣住民の安全を守るためにも、迅速かつ適切な対応が求められる。
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フジテレビの一連の騒動は、企業の危機管理の重要性を改めて問いかけている。今後の展開が注目される。