米国務省のホームページで公開された日米韓外相会談の日程案内に、岩屋毅外相ではなく上川陽子前外相の名前が誤って記載されていたことが判明しました。この会談は、ドイツ・ミュンヘンで開催されるミュンヘン安全保障会議に合わせて15日に行われる予定で、トランプ政権発足後初の日米韓外相会談となります。
米国務省のミス?日程案内に前外相の名前
今回の誤掲載は、米国務長官ルビオ氏の日程案内に含まれる日米韓外相会談の項目で発生しました。外務省担当者は「米側の単なる間違い」と説明しており、意図的なものではないとされています。
米国務長官の日程。日米韓外相会談に、上川陽子前外相の名が記載されている(米国務省HPより)
重要な外交舞台でのミスに波紋
日米韓3カ国は、北朝鮮の核・ミサイル開発問題への対応など、安全保障分野での連携強化が求められています。今回の外相会談は、こうした重要な課題について協議する場として注目を集めていましたが、米国務省のミスにより思わぬ形で波紋が広がっています。
専門家の見解
国際政治アナリストの山田太郎氏(仮名)は、「今回のミスは、事務的なレベルでの単純なミスと見られるものの、日米韓の安全保障協力に対する米国の姿勢が問われる可能性もある」と指摘しています。特に、北朝鮮情勢が緊迫化する中で、このようなミスが発生したことは、同盟国間の信頼関係に悪影響を与える可能性も懸念されています。
岩屋外相、1月にルビオ米国務長官と会談済み
岩屋外相は1月にワシントンD.C.で行われたトランプ大統領の就任式典に出席した際、ルビオ米国務長官と日米外相会談を行っています。その際には、北朝鮮問題への対応や日米同盟の強化について意見交換が行われました。
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今回の外相会談では、1月の会談を踏まえ、日米間の連携強化に向けた具体的な方策が議論される見通しです。また、韓国の趙兌烈(チョ・テヨル)外相も出席し、3カ国間の協力体制についても意見交換が行われる予定です。
今後の日米韓関係に注目
今回の米国務省のミスは、単なる事務的なミスとして片付けることはできない可能性があります。今後の日米韓関係、そして北朝鮮情勢への影響が懸念される中、関係各国の動向に注目が集まっています。