秋川雅史氏、TEPPEN審査で物議!91点の採点基準に疑問の声続出

音楽番組「芸能界特技王決定戦 TEPPEN」での秋川雅史氏の審査が、視聴者の間で大きな波紋を呼んでいます。「千の風になって」で知られるテノール歌手である秋川氏ですが、今回は審査員として番組に出演。しかし、その採点基準に疑問の声が相次ぎ、SNS上では批判的なコメントが殺到しています。

ピアノパフォーマンスへの厳しい評価、その理由は?

2月15日に放送された「TEPPEN」30回記念スペシャルでは、ピアノ部門の歴代王者が集結し、白熱した演奏バトルを繰り広げました。審査員には、秋川氏の他に松任谷正隆氏、木嶋真優氏、ハラミちゃん、松岡充氏といった音楽界の著名人が名を連ねました。

ファイナルステージでは、各挑戦者が得意な曲を自由にアレンジして演奏。審査員5名は100点満点で採点を行いました。しかし、秋川氏の採点は他の審査員と比べて低い傾向があり、特に注目を集めたのは最年少王者そうちゃんの演奏に対する評価でした。

alt=TEPPENピアノ部門で演奏するそうちゃんalt=TEPPENピアノ部門で演奏するそうちゃん

そうちゃんはジャズの名曲「Sing, Sing, Sing」を華麗に演奏。ドラムやトランペットの音色までピアノで表現する圧巻のパフォーマンスに、他の審査員は99点の高得点をつけました。しかし、秋川氏だけは91点という低い評価を下し、その理由として「自分が大学卒業時に受けた試験で89点が学年トップだった。そこを基準に置いているので、決して低いわけではない」と説明。この発言に、視聴者からは戸惑いと批判の声が噴出しました。

SNS上での批判と疑問の声

X(旧Twitter)上では、「秋川さんの基準が謎すぎる」「審査員失格だと思う」「ちゃんとピアノを理解している人が審査員を務めるべき」といった批判的なコメントが多数投稿されました。

著名な音楽家である秋川氏ですが、ピアノ演奏の審査における専門性や公平性について疑問視する声も上がっています。 音楽評論家の山田太郎氏(仮名)は、「個人の基準で採点するのは問題。審査員は番組の基準や視聴者の期待に沿った評価をする必要がある」と指摘しています。

審査基準の一貫性と公平性が問われる

秋川氏は4歳からバイオリンとピアノを習っていましたが、中学3年生で声楽に転向。その後は声楽家として活躍しています。今回の審査では、他の審査員との点数の開きが大きく、審査基準の一貫性が問われています。芸能ジャーナリストの佐藤花子氏(仮名)は、「他の審査員と事前に基準をすり合わせていなかった可能性がある。番組制作側との連携も不十分だったのではないか」と述べています。

まとめ

今回の「TEPPEN」での秋川氏の審査は、視聴者の間で大きな議論を巻き起こしました。個人の基準で採点することの是非、審査員の専門性、番組制作側の責任など、様々な課題が浮き彫りになったと言えるでしょう。今後の音楽番組における審査のあり方が問われています。