ワンピースの物語も佳境に入り、ラスボス候補として様々な名前が挙がる中、圧倒的な存在感を放つ黒ひげ海賊団。船長マーシャル・D・ティーチは四皇の座に就き、元海軍大将クザンも加わるなど、その脅威は日増しに増しています。しかし、黒ひげ海賊団の真の恐ろしさは、ティーチ以外にも潜んでいるのです。今回は、「十人の巨漢船長」を始めとする幹部格の実力者たちに焦点を当て、その実力と脅威を徹底的に解剖していきます。
インペルダウンの元看守長！シリュウの実力
黒ひげ海賊団の二番船船長、雨のシリュウ。元は世界最悪の監獄インペルダウンの看守長であり、ティーチのインペルダウン襲撃時に仲間入りしました。その異名「雨のシリュウ」は、愛刀で囚人を切り捨てた際に血の雨が降る様から付けられたと言われています。囚人を玩具のように扱う残忍な性格から、元署長マゼランに咎められLEVEL6に収監されていた過去も。革命軍幹部エンポリオ・イワンコフは、シリュウの実力をマゼランと互角と評しており、その実力の高さが伺えます。
元インペルダウン看守長シリュウ
当時、シリュウはまだ悪魔の実の能力者ではありませんでした。後に四皇となるルフィやティーチを苦しめたドクドクの実の能力者マゼランと互角と評されていたということは、非能力者でありながら驚異的な戦闘能力を持っていたと言えるでしょう。そして現在、アブサロムから奪ったスケスケの実の能力も加わり、さらに恐るべき存在へと進化しています。剣豪としての腕前に加え、透明化による奇襲も可能になったシリュウ。まさに最強の刺客と言えるでしょう。
驚異の狙撃手！ヴァン・オーガーの能力
三番船船長、音越ヴァン・オーガー。バージェスやドクQ同様、初期メンバーの古株です。千陸と呼ばれる銃を用いた狙撃は、銃声が届かないほどの遠距離からカモメの眉間に命中させるほどの精度を誇ります。麦わらの一味の狙撃手ウソップでさえ、その人間離れした能力に驚愕していました。シャーロット・クラッカーのビスケット兵を一撃で粉砕するなど、威力も桁違いです。
ワンピース研究家の山田一郎氏（仮名）は、「オーガーの狙撃は、単なる遠距離攻撃にとどまらない。敵の弱点や行動パターンを瞬時に見抜き、確実に仕留める高度な戦術に基づいている」と分析しています。
さらに、超人系悪魔の実ワプワプの実の能力者でもあるオーガー。瞬間移動と狙撃の組み合わせは、まさに鬼に金棒。遠距離から狙撃後、即座に位置を変えることで、敵に反撃の隙を与えません。トラファルガー・ロー率いるハートの海賊団との戦いでは、ティーチを救出するなどサポート役としても活躍しました。二年前は非能力者だった彼が、ワプワプの実の能力を得たことで、いかに強化されたかは想像に難くありません。ウソップは、この強敵に打ち勝つことができるのでしょうか。
黒ひげ海賊団、その脅威は計り知れない
今回紹介した二人の他にも、黒ひげ海賊団には実力者が揃っています。ティーチを筆頭に、クザン、そして十人の巨漢船長たち。今後の展開で、彼らはどのように物語を揺るがしていくのでしょうか。彼らの動向から目が離せません。
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