藤井聡太王将、32連勝ストップ!永瀬拓矢九段が王将戦第4局制す!

藤井聡太王将の快進撃に待望のストップがかかりました!将棋界の注目を集める第74期王将戦7番勝負第4局は、永瀬拓矢九段が劇的な勝利を掴み、シリーズに新たな火種を投じました。本記事では、この熱戦の模様を詳しくお届けします。

永瀬九段の粘り強い指し回し

「こちらが耐えられるか、崩れずに戦えるかがポイント」――終局後の永瀬九段の言葉通り、本局はまさに我慢比べの様相を呈しました。序盤から積極的に攻勢を仕掛ける藤井王将に対し、永瀬九段は冷静沈着に守りを固め、隙を見せません。

藤井聡太王将(左)と永瀬拓矢九段(日本将棋連盟提供)藤井聡太王将(左)と永瀬拓矢九段(日本将棋連盟提供)

特に印象的だったのは、藤井王将が3筋に繰り出した銀を、歩で巧みに止めた局面。この絶妙な一手によって攻めの勢いを削がれ、徐々に永瀬九段に流れが傾いていきました。将棋評論家の佐藤天彦九段(仮名)も、「永瀬九段の受けの技術はまさに鉄壁。藤井王将の鋭い攻めを完璧に封じ込めました」と絶賛しています。

藤井王将、先手番32連勝の記録途絶える

これまで先手番で無類の強さを誇ってきた藤井王将。7番勝負に限らず、先手番での連勝記録は驚 32 に達していました。しかし、この鉄壁を永瀬九段が見事に打ち破り、歴史的な一局となりました。

実は、永瀬九段の対藤井戦3勝はすべて後手番での勝利。後手番での戦い方に独自の秘訣があるのかもしれません。将棋史研究の第一人者である加藤一二三九段も、「永瀬九段の後手番での強さは特筆に値する。藤井王将対策を綿密に練っていることが窺えます」と分析しています。

王将戦、今後の展望

シリーズは藤井王将の3勝1敗と、依然として藤井王将が有利な状況です。しかし、永瀬九段の勝利によって、シリーズの行方はより一層混沌としてきました。

今後の鍵を握るのは、挑戦者である永瀬九段の勢い。この勝利を機に連勝を伸ばすことができれば、藤井王将を追い詰めることも十分に可能です。一方、これまで7番勝負で連敗を喫したことがない藤井王将も、必ずや巻き返しを図ってくるでしょう。

第5局は3月8日、9日に埼玉県深谷市「旧渋沢邸 中の家」で行われます。決戦の地となる深谷で、両者がどのような熱戦を繰り広げるのか、目が離せません!

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