関空で最多18キロ、覚醒剤密輸容疑のカナダ人逮捕

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関西国際空港で押収された旅客手荷物として過去最多の覚醒剤=6日午後、大阪税関関西空港税関支署

関西国際空港で押収された旅客手荷物として過去最多の覚醒剤=6日午後、大阪税関関西空港税関支署

 関西国際空港に覚醒剤約18キロ(末端価格約10億7500万円)をスーツケースに隠して密輸したとして、大阪府警関西空港署と大阪税関関西空港税関支署は6日、覚せい剤取締法違反(営利目的輸入)などの疑いで、カナダ国籍の住所不定、自称音楽家、ラフランス・トレバー・ジョナサン・スチュワート容疑者(21)を逮捕し、大阪地検が同法違反罪などで起訴したと発表した。逮捕は10月11日。

 同税関支署によると、旅客の手荷物で密輸され、摘発された覚醒剤の量としては関空で過去最多。

 逮捕容疑は同日、覚醒剤17・9キロをスーツケースに隠し、航空機でカナダのバンクーバー国際空港から関空に密輸したとしている。関空署は認否を明らかにしていない。覚醒剤はポリ袋に入れて18個に分けられ、外側から見えないようカーボン紙が巻かれていた。

 カナダからの覚醒剤密輸は今年に入って全国的に急増しており、関空でも警戒を強めていた。

 関空では平成24年4月にケニアから約9キロの覚醒剤が手荷物として持ち込まれた。19年7月には輸入貨物としてカナダから約22キロの密輸が摘発され、過去最多となっている。

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