【シドニー時事】中国の肖千駐オーストラリア大使は28日放映の豪公共放送ABCのインタビューで、中国海軍艦艇が豪州沖で先週行った実弾射撃演習の警告が直前になされ、多くの民間機が迂回(うかい)を余儀なくされたことについて「中国側が謝罪する理由は全くない」と述べた。
肖氏は「艦艇は国際法と国際慣例にのっとって演習をした。通告は適切だった」と主張。中国軍の行動を正当化した。さらに「この(インド太平洋)地域の大国として、中国がさまざまな海域に艦艇を派遣して各種の活動を行うのは正常なことだ」と述べ、演習を繰り返す可能性も示唆した。