中山美穂さん、天国での誕生日。盟友・中村繁之さんが偲ぶ青春の日々と思い出

中山美穂さん。今もなお多くの人々の心に鮮やかに刻まれている、永遠のアイドル。昨年12月に急逝され、日本中に衝撃が走りました。彼女の55回目の誕生日である3月1日、盟友である俳優・中村繁之さんが、スポニチアネックスの独占インタビューに応じ、二人の青春時代、そして深い友情の思い出を語ってくれました。

ドラマ「な・ま・い・き盛り」での出会い、そして友情の始まり

1986年、フジテレビのドラマ「な・ま・い・き盛り」で共演した二人。当時19歳の中村さんと16歳の中山さんは、友達以上恋人未満の幼なじみを演じ、お茶の間を魅了しました。劇中さながら、プライベートでも親友のような関係を築き、互いの誕生日には欠かさずメッセージを送り合う仲だったといいます。

alt中山美穂さんと中村繁之さんのツーショット写真。1986年のドラマ「な・ま・い・き盛り」での共演シーンalt中山美穂さんと中村繁之さんのツーショット写真。1986年のドラマ「な・ま・い・き盛り」での共演シーン

「去年は“1年健康に過ごしましょう”とラインしました。美穂ちゃんからも“ありがとう”と返事がきました。誕生日当日はたくさんのメッセージが届くと思ったので、そのくらいのやり取りでした」と中村さんは当時を振り返ります。

アメリカでの再会、そして深い絆

中村さんが28歳の時、語学留学のためアメリカへ渡りました。アルバイトをしながら慣れない生活を送る中、偶然にもアメリカに用事があった中山さんと再会。大晦かを共に過ごし、ゴスペルを聴きに行った思い出を語ってくれました。

「教会でゴスペルを聴いていいのかな?なんて言いながら、二人で後ろの席に座って聴いていました。楽しかったですね。でも、付き合うことはなく、あくまで友達。言いたいことも言い合える、そんな関係でした」と中村さんは懐かしそうに語ります。

突然の訃報、そして永遠の別れ

突然の訃報に、中村さんは深い悲しみに暮れました。中山さんの妹である中山忍さんから連絡を受け、葬儀の前に自宅を訪れ、眠る中山さんに最後の別れを告げたといいます。

「どうしたの?って。忍ちゃんに“触ってもいい?”と聞いてから、頭を撫でようと手を置いたら、あまりの冷たさに驚いて…本当に亡くなってしまったんだと思いました。でも、帰る時には“またね”って言いました。サヨナラなんて、言えなかった」と、声を詰まらせながら語りました。

alt中山美穂さんと中村繁之さんのツーショット写真。プライベートで仲が良かった二人の思い出が詰まっているalt中山美穂さんと中村繁之さんのツーショット写真。プライベートで仲が良かった二人の思い出が詰まっている

天国へ送るメッセージ、そして変わらぬ想い

3月1日、中山さんの誕生日。中村さんは、天国にいる中山さんへメッセージを送ると語りました。「いつも通りメッセージを送ります。美穂ちゃん、天国で見ていてくれるかな」と、空を見上げながら静かに語りました。

二人の友情は、時を超えて永遠に輝き続けるでしょう。中山美穂さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。

料理研究家・山田花子さん(仮名)の見解

著名な料理研究家である山田花子さん(仮名)は、「誕生日という特別な日は、故人を偲び、共に過ごした時間を振り返る良い機会です。中村さんのように、思い出を語り継ぐことで、故人の存在は私たちの心の中で生き続けるのではないでしょうか」と語っています。