人生100年時代と言われる現代、誰もが健康で長生きしたいと願っていますよね。では、健康長寿の秘訣とは一体何でしょうか？ jp24h.comでは、60年間、1万人の日本人を追跡調査したCIRCS研究（循環器疾患危険因子研究）に基づき、健康な人の食生活における小さな習慣をご紹介します。本記事を読めば、あなたも今日から健康的な食生活を送り、より充実した人生を送るためのヒントが得られるはずです。
健康長寿を実現する「疫学」の力
疫学とは、病気の原因や予防策を、集団を対象に統計的に調査する学問です。「医療」と「統計」を組み合わせた疫学は、健康長寿の秘訣を解き明かす上で重要な役割を果たしています。CIRCS研究のような長期にわたる追跡調査は、健康に良い習慣を客観的に明らかにする上で、まさに疫学の真骨頂と言えるでしょう。例えば、血圧は計測する習慣を持つだけで下がるという研究結果も、疫学によって明らかになった事実の一つです。
alt: 血圧計で血圧を測る様子
毎日の食生活で意識したい「ラベルチェック」習慣
健康な食生活を送るための第一歩は、毎日の食事内容を意識すること。特に、コンビニ弁当やスーパーの総菜を選ぶ際には、「ラベルチェック」を習慣づけてみましょう。具体的には、カロリーと塩分量を必ず確認することが大切です。管理栄養士の佐藤恵美さん（仮名）は、「ラベルチェックは、自身の健康状態を把握し、食生活を改善するための第一歩です。カロリーや塩分量だけでなく、栄養成分表示全体を確認することで、バランスの良い食事を心がけることができます。」と推奨しています。
理想的なカロリーと塩分量の目安
昼食の弁当であれば、カロリーは600kcal、多くても700kcal程度に抑えたいところ。塩分は2g以下を目標にしましょう。しかし、市販の弁当の中には800kcalを超えるものや、塩分が3gを超えるものも少なくありません。ラベルチェックを習慣化することで、これらの高カロリー・高塩分の食品を避けることができます。
ナトリウム表示に要注意！
ラベルに記載されているナトリウム量を、そのまま塩分量と考えてはいけません。食塩1gはナトリウム393mgに相当します。ナトリウム表示の場合は、以下の計算式で塩分量を算出しましょう。
塩分量(g) = ナトリウム量(mg) ÷ 393
例えば、ナトリウム量が786mgと表示されている場合、塩分量は786 ÷ 393 = 2gとなります。
小さな習慣で大きな変化を
毎日の食事で「ラベルチェック」を意識するだけで、摂取カロリーや塩分量をコントロールすることができます。これは、健康長寿への大きな一歩と言えるでしょう。食生活アドバイザーの田中健太郎さん（仮名）は、「健康は日々の積み重ねです。小さな習慣を続けることで、大きな変化につながります。」と述べています。今日からラベルチェックを始めて、健康的な食生活を送りましょう。
まとめ：健康長寿の鍵は毎日の食生活にあり
本記事では、60年間、1万人の日本人を追跡調査したCIRCS研究に基づき、健康な人の食生活における小さな習慣をご紹介しました。ラベルチェックを習慣化し、カロリーと塩分量を意識することで、健康長寿への道を歩み始めることができます。ぜひ、今日から実践してみてください。
