早生まれって、何かと不利ってよく聞きますよね。特に日本では4月入学が一般的なので、3月生まれと4月生まれだとほぼ1歳差。この学年差が、学力や運動能力だけでなく、将来の年収にまで影響する可能性があるという研究結果もあるんです。今回は、早生まれならではの苦労や、それを乗り越えて成功するためのヒントを探っていきます。
早生まれあるある：共感必至？体験談集
早生まれあるある
早生まれの方なら、「あるある！」とうなずくエピソードがたくさんありますよね。例えば、「同い年だけど学年は一つ違う」という自己紹介が定番になったり、成人式を迎えてもまだ19歳で友達と一緒にお酒が飲めなかったり。免許取得や選挙権獲得も遅れてしまう、なんてことも。
3月10日生まれのお笑い芸人、つぶやきシローさんも著書『3月生まれあるある』で、早生まれならではの体験を綴っています。小学校入学時、6歳になったばかりの3月生まれと、もうすぐ7歳になる4月生まれでは、1年の差は想像以上に大きいと語ります。4月生まれの子は小学校入学当初から成功体験を積み重ね、努力を続けるモチベーションを維持しやすい一方、3月生まれの子は「自分にはできない」と自信を失ってしまう傾向があるそうです。
また、「1年早く卒業できる」という意見に対して、つぶやきシローさんは「まだ準備が整っていないのに早く入学させられる。社会に出るのも、4月生まれは18歳で1年間の猶予期間があるが、早生まれは18歳になったばかり」と反論。さらに、もし入学を1年遅らせられたら全く違う人生になっていたかもしれない、と語っています。
幼少期から「早生まれでかわいそう」と言われて育ったというつぶやきシローさん。流行のアニメやアイドルを知るのが遅かったり、周りの子が落ち着いてから自分が流行に乗り遅れたり、様々な場面で「3月生まれだから全部遅い」と感じてきたそうです。
早生まれの不利を克服するには？専門家の見解
早生まれ
東京大学大学院の山口慎太郎教授は、早生まれと子どもの学力・発達に関する研究を長年続けています。教授によると、早生まれが不利であるというのは事実であり、その影響は学力や運動能力だけでなく、将来の年収にも及ぶ可能性があるとのこと。
では、早生まれの不利を克服するにはどうすれば良いのでしょうか？専門家の中には、海外のように9月入学にするべきだという意見もあります。しかし、入学時期の変更は大きな社会変革を伴うため、実現は容易ではありません。
そこで、個人ができる対策としては、早期教育の重要性が挙げられます。幼少期から適切な教育環境を整えることで、学年差による発達の遅れを補うことができる可能性があります。また、保護者や教師は、早生まれの子どもに対して、年齢相応の発達段階を理解し、過度な期待やプレッシャーをかけないように配慮することが大切です。
早生まれでも大丈夫！成功への道
早生まれであることは、確かに不利な点もあるかもしれません。しかし、それは決して成功を阻む壁ではありません。多くの成功者が早生まれであるという事実も、それを証明しています。
大切なのは、自分の強みと弱みを理解し、それを活かす戦略を立てること。早生まれならではの感性や経験は、大きな武器になるはずです。自信を持って、自分らしい道を切り開いていきましょう。
