大阪・関西万博で、鳥取県が本物の鳥取砂丘の砂を使った体験型展示を行うと発表しました。なんと10トンもの砂を運び込み、「鳥取無限砂丘」と名付けられた展示で砂丘を再現するそうです。しかし、この斬新な試みには賛否両論の声が上がっています。果たして、万博で鳥取砂丘の魅力を伝えられるのでしょうか?そして、あの「事件」の再来は…?
鳥取砂丘が大阪万博に登場!でも…
2025年4月13日から開催される大阪・関西万博。様々な企業や団体が最先端技術を駆使した展示を行う中、鳥取県は一風変わったアプローチを選びました。関西パビリオンの一角に、なんと10トンもの鳥取砂丘の砂を運び込み、「鳥取無限砂丘」という体験型展示を行うというのです。
鳥取砂丘の砂をトラックに積み込む様子
このニュースに、SNS上では様々な反応が寄せられています。「鳥取砂丘の砂を敷き詰めただけでは、ただの砂場なのでは?」「万博と砂丘の関連性がわからない」「費用対効果が疑問」といった批判的な意見も少なくありません。確かに、広大な砂丘のスケール感や自然の雄大さを、限られたスペースで再現するのは難しいかもしれません。
過去の「水曜どうでしょう」事件を振り返る
鳥取砂丘の砂といえば、ある有名なテレビ番組が引き起こした騒動を思い出す方もいるでしょう。2000年に放送された北海道テレビの番組「水曜どうでしょう」で、出演者である大泉洋さんらが鳥取砂丘の砂を20kg持ち帰ったことが、後に問題となりました。
大泉洋さん
実は、鳥取砂丘の砂を持ち帰ることは自然公園法に抵触する行為。番組は7年後に再放送された際に視聴者からの指摘を受け、謝罪することとなりました。この一件は、鳥取砂丘の砂の持ち出しが違法であることを広く知らしめるきっかけとなりました。
万博でのトラブル防止策は?
今回の万博展示では、来場者が砂を持ち帰ってしまう可能性も懸念されています。鳥取県は、砂の持ち出し禁止を周知徹底する対策を講じているのでしょうか?過去の「水曜どうでしょう」事件の轍を踏まないよう、万全の体制で臨んでほしいものです。例えば、砂を持ち帰る代わりに、砂を使った公認グッズを販売するのも良いアイデアかもしれません。
鳥取砂丘の魅力を世界へ発信!
批判的な意見もある一方で、この展示をきっかけに鳥取砂丘の魅力がより多くの人に伝わることを期待する声もあります。砂丘の成り立ちや自然の神秘、そして鳥取県の観光資源としての魅力を、効果的に発信できる絶好の機会となるはずです。
今回の万博展示が、鳥取砂丘への関心を高め、観光客誘致に繋がることを願っています。そして、来場者の方々には、ルールを守って砂丘の魅力を存分に楽しんでいただきたいですね。