ロシア軍、クルスク州でウクライナ軍を押し返す!スジャ奪還間近か?

ウクライナ侵攻の最前線、クルスク州で新たな動きが活発化しています。ロシア国防省は、ウクライナ軍に一時占拠されていたクルスク州スジャ北方の3つの集落を奪還したと発表。独立系メディアは、スジャに駐留する約2,000人のウクライナ兵が包囲され、奪還も間近だと報じています。今後の戦況に注目が集まっています。

ロシア軍の攻勢とウクライナ軍の苦境

ロシア国防省の発表によると、奪還されたのはスジャから北に十数キロ離れたビクトロフカを含む3つの集落。他の地域でも攻勢を続けていると強調しています。 ロシア独立系メディア「マッシュ」は、ロシア軍が南方からスジャに進軍し、約2,000人のウクライナ兵を包囲、脱出ルートも塞がれていると報道。さらに、ウクライナ兵はスペースX社の衛星通信サービス「スターリンク」が使用できず、司令部との連絡も絶たれていると伝えています。

ロシア軍の多連装ロケット砲ロシア軍の多連装ロケット砲

クルスク州における攻防の経緯

ウクライナ軍は2024年8月にクルスク州への越境攻撃を開始し、欧州向けのガスパイプライン設備があるスジャなどを占領。その後、ロシア軍の反撃が激化。ロシア国防省は2月、ウクライナ軍が一時1,268平方キロメートルを占領したものの、約64%を奪還したと発表していました。今回の奪還劇は、ロシア軍の攻勢がさらに強化されていることを示唆しています。

専門家の見解

軍事アナリストの佐藤一郎氏(仮名)は、「スターリンクの通信遮断はウクライナ軍にとって大きな痛手となるでしょう。司令部との連携が取れなければ、効果的な作戦行動が困難になり、士気にも影響が出かねません」と指摘しています。 また、国際情勢に詳しい田中花子氏(仮名)は、「クルスク州の戦況は、ウクライナ侵攻全体の行方を左右する重要な局面を迎えています。今後の動向を注視していく必要があります」と述べています。

今後の展開

クルスク州における攻防は、ウクライナ侵攻の今後を占う上で重要な意味を持ちます。スジャの奪還が実現すれば、ロシア軍にとって大きな戦果となる一方、ウクライナ軍は更なる苦境に立たされる可能性があります。今後の展開に、世界中から注目が集まっています。