石破茂首相が3月1日、東京ガールズコレクション(TGC)にサプライズ登場し、大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」と共にPR活動を行いました。現職首相のTGC参加は初めてということもあり、大きな話題を呼びました。
TGCでの石破首相、カジュアルコーデで会場を沸かす
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普段のスーツ姿とは一味違う、金ボタンのジャケットにデニム、スニーカーというカジュアルな装いで登場した石破首相。ミャクミャクと共にステージに上がり、「介添人付添人の石破です」とユーモアを交えながら万博をPRし、会場からは大きな歓声が上がりました。ファッションイベントという異色の舞台での首相の姿は、多くの観客に驚きと新鮮な印象を与えたようです。
SNSでの報告に賛否両論、山火事対応を優先すべきとの声も
TGC出演後、石破首相は自身のX(旧Twitter)に写真を添えて報告。国産ブランドの衣装に身を包んだ感想や、イベントの様子を投稿しました。しかし、この投稿には好意的なコメントだけでなく、厳しい意見も多数寄せられました。
特に、岩手県大船渡市で発生した大規模山林火災への対応を優先すべきだったのではないかという批判が目立ちました。「山火事の視察に行った方が良かった」「出るべき場所に出ず、出なくていい場所に出る」といったコメントが相次ぎ、首相の行動に対する疑問の声が上がっています。ファッションイベントへの参加よりも、災害対応を優先すべきだという意見が多く見られました。
ネクタイの曲がりにも注目集まる、過去の「だらし内閣」を想起させる声も
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また、投稿された写真の中で、石破首相のネクタイが大きく曲がっていることが話題となりました。「ネクタイがだらしない」「ネクタイずれすぎやん」といった指摘が寄せられ、昨年の内閣発足時の写真撮影でモーニングのズボンがずり落ち、「だらし内閣」と揶揄されたことを想起させる声も上がっています。服装の乱れは、首相としての品位や責任感に関わる問題として、一部から厳しい目が向けられています。
ファッションイベントへの参加という新たな試みは、若年層へのアピールという点では一定の効果があったと言えるかもしれません。しかし、一方で災害対応の優先順位や服装の乱れといった点で批判の声も上がっており、今後の首相の行動に注目が集まっています。