世界に激震が走った「トランプ・ヴァンス・ゼレンスキー会談」。日本だけがこの重大な局面を理解していない、まるで“平和ボケ”しているかのような状況に、危機感を覚えます。一体何が起こったのか、そして世界はどう変わろうとしているのか、詳しく解説していきます。
世界の報道はアメリカへの非難と絶望に満ちている
altトランプ・ヴァンス両氏とゼレンスキー大統領の会談の様子。世界のメディアは、この会談をアメリカと世界の分断を決定づける出来事として捉えている。
双日総合研究所チーフエコノミストの吉崎達彦氏（かんべえ氏）も指摘するように、世界のメディアは、この会談をアメリカへの非難と絶望で報じています。特に、ヴァンス副大統領によるヨーロッパ批判は、欧米間の亀裂を決定的なものにしたと言えるでしょう。
アメリカ主要メディアもトランプ政権を批判
アメリカのCBSの「60ミニッツ」では、トランプ大統領の過去10日間の発言を検証し、ロシア・北朝鮮陣営への加担を非難。公共放送PBSの「ニュースアワー」では、イェール大学の歴史学者ティモシー・シュナイダー教授が、トランプ大統領のゼレンスキー大統領への侮辱的行為を糾弾し、長年の同盟国であるヨーロッパを軽視し、ロシアに接近する姿勢を批判しました。
日本だけが「平和ボケ」した議論に終始
日本では、ゼレンスキー大統領の行動の是非ばかりが議論されています。しかし、世界の焦点は、アメリカが世界秩序を崩壊させようとしているという点にあります。この深刻な事態に、日本だけが気づいていない、もしくは見て見ぬふりをしているように見えます。
世界の変化を読み解く鍵
「バブル崩壊、資本主義の終焉、そして世界の終焉」。かつての予言が現実のものになろうとしている今、私たちはどう対応すべきでしょうか。世界は、アメリカという巨大な存在の変容、そして新たな秩序の構築へと動き出しています。日本も、この変化の波に乗り遅れないよう、現実を直視し、未来への道筋を探る必要があります。
新たな世界秩序に向けて
alt世界は新たな秩序形成へと動き出している。日本もこの流れに遅れず、現実を直視し、未来への対応策を講じる必要がある。
今回の「トランプ・ヴァンス・ゼレンスキー会談」は、単なる外交の一コマではなく、歴史の転換点となる可能性を秘めています。世界は、アメリカ中心の秩序から、新たな多極化時代へと移行しつつあります。日本も、この変化を冷静に分析し、主体的な外交戦略を構築していく必要があるでしょう。
