菅義偉官房長官は11日午前の記者会見で、天皇陛下のご即位に伴うパレード「祝賀御列(おんれつ)の儀」が10日に大きなトラブルもなく終了したことに関連し、国民に謝意を示した上で今後の皇室行事にも万全を尽くす考えを示した。
「即位礼正殿の儀や昨日の祝賀御列の儀などが、国民や世界の温かい祝福のもとに滞りなく挙行できたことは大変うれしい」と語った。4月には秋篠宮さまが皇位継承順位1位の皇嗣となられたことを国内外に示す儀式「立皇嗣の礼」が予定されており、「引き続き準備に万全を期していきたい」と述べた。
また、菅氏は安定的な皇位継承の在り方をめぐる議論について、「一連の重要な皇室行事などが控えており、政府としてはこうした行事がつつがなく行われることに、まずは全力を尽くしたい」と述べ、慎重に議論を進める考えを重ねて示した。