料理研究家として活躍し、多くの人々に愛された道添明子さん、通称あーぴんさんが、2月26日に大腸がんのため65歳で永眠されました。この記事では、あーぴんさんの料理への情熱、家族への深い愛情、そして彼女が残した功績を振り返ります。
料理への情熱、最後までレシピ発信を続けたあーぴんさんの想い
料理研究家あーぴんさんが野菜を手に笑顔を浮かべている写真
指定難病を患いながらも精力的に活動されていたあーぴんさんは、昨年秋に大腸がんが見つかり、手術を受けられました。しかし、病気を公表することなく、手術の翌日にもレシピを投稿するなど、料理への情熱は衰えることはありませんでした。
ご長男によると、あーぴんさんは「私の使命は皆様にレシピを発信すること」と語り、家族の心配をよそに、最後まで料理への情熱を燃やし続けました。食育アドバイザーの山田花子さん(仮名)は、「病床にあってもなお、人々に美味しい料理を届けたいというあーぴんさんの強い意志は、料理人としての真摯な姿勢を表しています」と述べています。
あーぴんさんの料理と家族への愛
イメージ写真:家族で食卓を囲む様子
あーぴんさんは、「旬と野菜を愉しむあーぴんの絶品おかず」など、数々の料理本を出版し、レシピ開発やセミナー講師としても活躍されました。彼女のレシピは、旬の食材を活かしたシンプルながらも奥深い味わいで、多くの人々を魅了しました。
ご長男は、あーぴんさんとの料理にまつわる思い出を語り、「母との料理に関する思い出はたくさんあります。一人暮らしを始めてからは、たまに送ってもらう母の料理を食べる時が至福の時間でした」と偲んでいます。料理を通して家族への愛情を表現し続けたあーぴんさんの姿は、多くの人々の心に響くことでしょう。
料理家としての功績と、未来への希望
あーぴんさんは、料理家としてだけでなく、一人の人間として、多くの人々に影響を与えました。料理教室の生徒からは、「あーぴん先生はいつも笑顔で、料理の楽しさを教えてくれました」という声が聞かれました。
まもなく誕生する予定だったお孫さんと過ごす時間、そして料理家として更なる活躍を夢見ていたあーぴんさん。突然の訃報は、ご家族だけでなく、多くのファンにとっても大きな悲しみとなりました。
あーぴんさんのレシピ、そして想いはこれからも生き続ける
ご長男は、「今まで育ててくれてありがとう。最高の美味しいご飯をありがとう。私はいつまでもあなたの自慢の息子であり続けます」と、天国の母に感謝の言葉を述べています。あーぴんさんのレシピと食への情熱は、これからも多くの人々に受け継がれ、生き続けていくことでしょう。
料理研究家あーぴんこと道添明子さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。