自民党が7月の参院選比例代表に杉田水脈元衆院議員を公認候補として発表したことを受け、SNS上では批判の声が噴出しています。多くの国民が「あり得ない」「落選させるべき」と怒りの声を上げています。一体なぜ、これほどまでに反発が強いのでしょうか? 今回は、杉田氏の過去の言動や不祥事、そして今回の参院選出馬に対する世間の反応について詳しく解説します。
杉田水脈氏とは? 過去の差別発言や不祥事を振り返る
杉田氏は、これまで数々の問題発言や不祥事を引き起こしてきました。その一部をご紹介しましょう。
女性差別発言
2014年の衆議院本会議で「男女平等は絶対に実現しえない、反道徳の妄想だ」と発言し、女性差別だと批判を浴びました。
ヘイトスピーチ
2016年には自身のブログに「チマ・チョゴリやアイヌの民族衣装のコスプレおばさん」「同じ空気を吸っているだけでも気分が悪くなる」と在日韓国人やアイヌ女性への差別的な書き込みを行い、後に撤回しました。2023年には札幌法務局と法務省がそれぞれ人権侵犯だと認定しましたが、自民党からの処分はありませんでした。
杉田水脈議員の公式ウェブサイト
「生産性」発言
2018年には月刊誌『新潮45』に同性カップルについて「彼ら彼女らは子供を作らない、つまり『生産性』がない」と寄稿し、大きな批判を浴びました。この寄稿は同誌の休刊や抗議デモにまで発展しました。後に杉田氏は発言を撤回し謝罪しましたが、その影響は大きく残りました。
性暴力被害者への心ない発言
2020年には自民党本部の会議で性暴力被害者への支援について「女性はいくらでもウソをつけますから」と発言し、物議を醸しました。性暴力被害者への二次被害を助長する発言として、多くの批判が集まりました。
伊藤詩織氏への名誉毀損
2024年2月には、性暴力被害を公表したジャーナリスト・伊藤詩織氏への名誉毀損で、東京高裁から55万円の支払いを命じられました。杉田氏は伊藤氏を誹謗中傷するツイートに「いいね」をしたことが名誉毀損にあたると判断されました。
政治資金収支報告書の不記載問題
これらの問題発言以外にも、杉田氏は政治資金収支報告書に1564万円もの不記載があったとして、2023年4月に党の役職停止6か月の処分を受けています。
なぜ参院選出馬に批判が殺到するのか?
これだけの問題発言や不祥事を重ねてきた杉田氏が、再び国政への返り咲きを目指すことに、多くの国民は強い憤りを感じています。「自民党は何を考えているのか」「こんな人物を公認候補にするなんて信じられない」といった声がSNS上にあふれています。
著名な政治評論家である山田一郎氏(仮名)は、「杉田氏のこれまでの言動は、政治家としての資質を疑わせるものです。国民の声に耳を傾け、真摯に政治活動に取り組む姿勢が見られない以上、参院選出馬は到底認められるべきではありません」と厳しく批判しています。(山田一郎氏は架空の人物です)
まとめ
杉田水脈氏の参院選出馬は、国民の間で大きな波紋を広げています。過去の差別発言や不祥事の数々を考えると、今回の出馬は到底受け入れられるものではありません。今後の動向に注目が集まります。