お笑い芸人の副業が当たり前となった昨今、ザブングル加藤さんが選んだのは「消防設備士」。意外な選択の裏には、どんなストーリーが隠されているのでしょうか?今回は、芸人と消防設備士、二足のわらじで活躍する加藤さんに、その魅力や苦労、そして今後の展望について詳しく伺いました。
消防設備士とはどんな仕事?芸人との両立は?
「消防設備士」と聞くと、危険な現場で働くイメージを持つ方もいるかもしれません。しかし、実際はビルやマンションなどの建物内で、消火器やスプリンクラー、火災報知器、誘導灯といった防災設備の点検・整備を行う仕事です。一見地味に思えるかもしれませんが、人々の安全を守る上で欠かせない、重要な役割を担っています。
加藤さんは、すでに1万室以上の点検実績を持つベテラン。芸人の仕事と両立しながら、週に2~3回、日給2万円ほどの収入を得ているそうです。消防法で半年に1度の点検が義務付けられているため、仕事が途切れる心配がないのも魅力の一つ。芸能界の不安定な収入を補完する、まさに「安定の副業」と言えるでしょう。
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コンビ解散の危機を救った「希望の光」
2021年、相方の引退によりコンビが解散した際、加藤さんは芸人人生の岐路に立たされました。しかし、消防設備士の副業があったことで、「これがあればお笑いを続けられる!」と希望を見出すことができたと言います。安定した収入を得ながら、大好きなお笑いに打ち込める環境。まさに、彼にとっての「セーフティネット」と言えるでしょう。
なぜ消防設備士を選んだのか?そのきっかけとは
消防設備士という、芸人とは全く異なる分野の仕事を選んだきっかけは何だったのでしょうか?実は、知人の紹介がきっかけだったそうです。最初は不安もあったそうですが、資格取得のための勉強を通して、防災の重要性を改めて認識し、仕事へのやりがいを感じるようになったとのこと。
消防設備士の仕事は、単なる収入源にとどまらず、加藤さんに新たな視点や価値観を与え、芸人としての成長にも繋がっているようです。
消防設備士の仕事のやりがい、そして未来への展望
「人々の安全を守る」という責任感、そして「自分の仕事が社会に役立っている」という実感。これこそが、消防設備士の仕事の大きなやりがいだと加藤さんは語ります。
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将来は、消防設備士としての経験を活かし、防災に関する啓発活動にも力を入れていきたいと考えているそうです。お笑い芸人としてだけでなく、消防設備士としても社会貢献を目指す加藤さんの今後の活躍に、ますます目が離せません。