国民民主党の榛葉幹事長は14日、静岡市内で演説し、石破首相が自民党の新人議員との会食に際し10万円分の商品券を配ったことを厳しく批判すると共に、来年度予算案の再修正議決に関して、日本維新の会をけん制した。
榛葉氏は演説で、石破首相の商品券配布について「庶民は1円、5円、10円をどうやって賄うかって、クーポンためてお総菜10%引きになるのを待って買い物して。国会議員は10万円の商品券かい。150万だよ。その金の出どころはどこですか。本当に自分のお金かな。機密費じゃないの。疑うよね。そんなぽんと150万円払える人間どこにいるかね」と指摘し、商品券の費用に官房機密費を使用しようとしていたのではないかとの疑念を示した。
その上で「1年生議員がかわいそうだから、施そうと思って、頑張ってください、なんか食べてくださいって当選した権力のある国会議員を施すんだったら、一人一人の国民をいたわってくれよ」と訴えた。
榛葉氏はさらに、「さあこれ大変だぞ。維新はどうするかね。こんなとんでもない不祥事があっても、まだ予算賛成するかい。参議院で維新が予算に反対しても自民党、公明党の賛成で通る。しかし残念ながらこの予算は、衆議院に送り返してもう1回賛成が過半数じゃないと予算成立しないんだよ。前原さんは賛成するかね。参議院で反対しておいて衆議院で賛成かい。そもそも衆議院で賛成したのに参院で反対かい。反対したら矛盾するね。しかし賛成したら自民党を認めるのかい」と述べ、維新の予算案採決での投票行動をけん制した。
フジテレビ,政治部