茨城県が354億円補正 台風被害対応、住宅再建や営農支援





台風19号の影響で崩れたJR水郡線の鉄橋=10月16日、茨城県大子町(永井大輔撮影)

 茨城県は12日、台風15号、19号からの復旧に向けた354億5900万円の一般会計補正予算案を発表した。平成27年9月の東日本豪雨の際の補正予算約135億円の2・5倍以上となる大型補正となる。19日の県議会臨時会で可決される見通しだ。

 住宅再建への支援として、被災者生活再建支援法に基づき、全壊の場合は最大で300万円、大規模半壊の場合は150万円を支給する。同法の対象外となる半壊の住宅に対しても、県独自の支援として、25万円を市町村と折半して補助する。

 被災農家には、経営の維持とすみやかな営農再開のため、パイプハウスなどの農業用施設や農業用機械の再建、修理の費用を一部負担する。中小企業支援に関しては、風水害で施設や機械設備に被害を受けた企業に対し、事業の再開や継続に必要な経費の4分の3を国の制度を活用して補助する。



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