丸高愛実さんといえば、元サッカー日本代表の柿谷曜一朗さんの奥様であり、タレントとしても活躍されています。3人のお子さんを育てるママでもある彼女ですが、実は3人目の妊娠を望んだ際に、多嚢胞性卵巣症候群と診断されたという経験をお持ちです。今回は、丸高さんの不妊治療体験談と、どのようにして3人目のお子さんを授かったのか、その軌跡に迫ります。
多嚢胞性卵巣症候群と診断されたきっかけ
丸高さんが多嚢胞性卵巣症候群と診断されたのは、2ヶ月間生理が来ないことが2度続いたことがきっかけでした。2人目のお子さんを出産してから2年ほど経った頃、3人目の妊娠を希望していた丸高さんご夫妻。1人目、2人目の妊娠時もやや難航した経緯があり、今回も病院での治療が必要となりました。 以前は多嚢胞性卵巣症候群という診断名はついていませんでしたが、タイミング法で妊娠に至っていました。しかし、3人目を望んだ際に改めて検査を受けた結果、多嚢胞性卵巣症候群であることが判明したのです。多嚢胞性卵巣症候群は、卵胞の成長が途中で止まり、小さな卵胞が卵巣内にとどまる病気です。卵胞が育たず排卵が起きないため、妊娠しづらいと言われています。
丸高愛実さんと子供たちの写真
不妊治療の内容と妊娠までの道のり
3人目の妊娠を強く希望していた丸高さんご夫妻は、多嚢胞性卵巣症候群と診断された後、本格的な不妊治療を開始しました。治療の内容は、着床するために必要な卵胞を育てるための薬を定期的に服用すること、そして月に一度、排卵を促すための注射を行うことでした。しかし、最初に処方された薬は丸高さんの体質に合わず、子宮内膜が薄くなってしまい、着床しづらくなってしまったそうです。そこで薬を変更し、副作用もなく順調に治療を続けることができました。
治療開始から1年足らずで、嬉しい妊娠の報告が。妊娠のチャンスは1年に12回しかなく、プレッシャーを感じていたという丸高さん。喜びもひとしおだったことでしょう。驚くべきことに、妊娠した月は排卵誘発の注射をしていなかったため、自然に排卵していたそうです。まさに奇跡的な出来事でした。
柿谷曜一朗さんの反応と喜び
丸高さんが妊娠検査薬で陽性反応が出たのは、なんと夫である柿谷曜一朗さんの誕生日でした。自身の体調不良を心配する柿谷さんに、丸高さんは妊娠の可能性を告げます。柿谷さんは「一番に結果を知りたい」と言い、妊娠検査薬を受け取りました。そして、落ち着いたトーンで「陽性だった」と報告したそうです。 その後は喜びを爆発させ、ハイタッチで祝福したというエピソードからも、夫婦の仲の良さが伺えます。柿谷さんにとって、忘れられない誕生日プレゼントになったのではないでしょうか。
柿谷曜一朗さんの写真
多嚢胞性卵巣症候群でも諦めないで
丸高さんの体験談は、多嚢胞性卵巣症候群と診断されても諦めずに治療を続ければ、妊娠の可能性があることを示す希望に満ちたストーリーです。不妊治療は精神的にも肉体的にも負担が大きいものですが、ご夫婦で支え合い、前向きに治療に取り組むことが大切です。
(参考:日本産科婦人科学会ウェブサイト)
専門家の声
不妊治療専門医の山田先生(仮名)は、「多嚢胞性卵巣症候群は決して珍しい病気ではなく、適切な治療を行えば妊娠の可能性は十分にあります。焦らず、医師とよく相談しながら治療を進めていくことが重要です」と述べています。
丸高さんのように、不妊治療を経て喜びを掴むご夫婦が、これからも増えていくことを願ってやみません。