パリ地下鉄でアジア人差別?ミス東大神谷明采さんが恐怖体験を告白

ミス東大2020グランプリの神谷明采さんが、パリ地下鉄でアジア人差別と思われる嫌がらせを受けたとX(旧Twitter)で告白し、波紋を広げています。彼女は現在、東大大学院に在籍しながら、モデルや司会など多方面で活躍。9月からはパリの名門ビジネススクールへ留学予定で、今回は政治学院への短期留学のためパリに滞在中とのことです。

パリの地下鉄で何が起きたのか?

3月17日、神谷さんは地下鉄の改札でショッキングな出来事に遭遇しました。耳元で大音量の音楽を流され、恐怖で体が硬直してしまったとXに投稿。その様子を見て加害者は大笑いしていたといい、彼女は「アジア人差別は根強い」と綴っています。

神谷明采さんのX(旧Twitter)投稿神谷明采さんのX(旧Twitter)投稿

この投稿に対し、多くのフォロワーから心配や共感の声が寄せられました。「海外の地下鉄は怖い」「心中お察しします」といったコメントが相次ぎ、彼女の恐怖体験に心を痛める人が少なくありません。

海外でのアジア人差別問題

悲しいことに、海外でアジア人に対する差別は依然として深刻な問題です。昨年4月には、スタンフォード大学に合格したインフルエンサーの松本杏奈さんも、パリで留学生パーティに入場拒否されるという差別的扱いを経験しています。白人の友人は入場できたにもかかわらず、松本さんだけが入場を断られたという事実は、人種差別問題の根深さを浮き彫りにしています。

専門家の見解

「近年、世界的にヘイトクライムが増加傾向にあります。特にアジア人に対する差別は、コロナ禍以降顕著になっています」と、国際人権問題に詳しい青山大学教授の山田太郎氏(仮名)は指摘します。「SNSでの差別的発言や、公共交通機関などでの嫌がらせ行為も後を絶ちません。このような状況を改善するためには、教育や啓発活動を通じて、多文化共生社会の実現に向けて努力していく必要があります。」

神谷さんの今後の留学への影響は?

今回の出来事は、9月から始まるパリでの留学生活に影を落とす可能性も懸念されます。しかし、神谷さんは前向きな姿勢を崩していません。堀江貴文氏の番組「HORIE ONE」では、留学への意気込みを語っており、将来の目標に向かって邁進していく決意を示しています。

今回の神谷さんの体験は、私たちに改めて人種差別問題の深刻さを突きつけています。彼女が安心して留学生活を送れるよう、そして誰もが差別のない社会で暮らせるよう、私たち一人ひとりが意識を高めていく必要があるのではないでしょうか。