ニッチロー、イチローのものまねでアメリカ入国審査官を笑顔に!シアトル修行で見えたスーパースターの姿

イチロー選手のものまね芸人として活躍するニッチローさん。その道のりは、決して平坦ではありませんでした。今回は、ニッチローさんが芸人としての自信を掴んだ意外なエピソードや、シアトルでの武者修行、そして本物のイチロー選手との出会いについてご紹介します。

芸人としての出発、そしてシアトルへの旅立ち

東日本大震災直後の2011年3月、ニッチローさんは芸人としての道を歩み始めました。しかし、当時は仕事がなく、不安な日々を送っていたそうです。そんな中、イチロー選手への憧れを胸に、シアトルへの単身修行を決意。貯金もままならない状況で、リボ払いで航空券を購入し、アメリカへと旅立ちました。当時の円高も、ニッチローさんの背中を押してくれたのかもしれません。

alt="ニッチローさんがシアトルへ旅立つ際に着用していたイチロー選手のユニフォーム姿"alt="ニッチローさんがシアトルへ旅立つ際に着用していたイチロー選手のユニフォーム姿"

少しシャイな性格のニッチローさんは、覚悟を決めるために、家からイチロー選手のユニフォームを着て出発。空港でも機内でも、常にユニフォーム姿で過ごしたといいます。すると、アメリカ入国審査で思わぬ出来事が。無表情だった審査官が、ニッチローさんを見て突然笑い出したのです。同僚にも「コイツを見てみろよ!」と声をかけ、場が和やかな雰囲気に包まれました。この出来事が、ニッチローさんに「これはいける!」という自信を与えてくれたそうです。

シアトルでの反応と、本物のイチロー選手との出会い

シアトルの街を歩いていると、周囲の反応は日本とは全く違いました。日本では遠巻きに見られることが多かったニッチローさんですが、アメリカではサインを求められるなど、積極的に話しかけられることが多かったそうです。

alt="ニッチローさんがイチロー選手の試合を観戦している様子"alt="ニッチローさんがイチロー選手の試合を観戦している様子"

そして、ついに憧れのイチロー選手の試合を観戦。ダグアウトから守備位置へ向かうイチロー選手の走りは、まるで地面に足がついていないかのように軽やかで、カモシカのようだったとニッチローさんは語ります。

試合観戦でのハプニングと、芸人としての成長

しかし、試合観戦中には苦い思い出も。最前列で観戦していたニッチローさんは、飛んできたボールをキャッチ。子どもにプレゼントしようと考えた矢先、スタジアム中にブーイングが響き渡りました。実はそのボールはファウルボールではなく、インプレーのボールだったのです。カッコつけようとして、逆に恥ずかしい思いをしてしまったニッチローさん。しかし、この経験もまた、芸人としての成長につながったのではないでしょうか。

まとめ:ニッチローさんの挑戦は続く

イチロー選手への憧れを胸に、芸人としての道を歩み始めたニッチローさん。シアトルでの経験や、本物のイチロー選手との出会いは、彼にとって大きな転機となりました。これからもニッチローさんの挑戦は続きます。皆さんも、ニッチローさんの活躍に注目してみてはいかがでしょうか。