ロシアのペスコフ大統領報道官は19日、プーチン大統領とトランプ米大統領が18日の電話会談で合意したロシアとウクライナ双方による攻撃停止の対象は「エネルギーインフラ」のみだと説明した。タス通信が伝えた。軍需工場や交通機関など他のインフラへの攻撃は続ける可能性を示唆した形だ。
18日の合意で、米国は攻撃停止するのは「エネルギーとインフラ分野」だと発表した一方、ロシアは「エネルギーインフラ」への攻撃停止だと発表。対象がエネルギー施設のみなのか、他のインフラも含まれるのか判然としていなかった。
米国がなぜそうした文言で発表したのかと尋ねた報道陣に対し、ペスコフ氏は「私は露大統領報道官だ」と述べ、具体的なコメントを避けた。(小野田雄一)