【ワシントン=黒瀬悦成】来年の米大統領選の共和党候補指名争いに「打倒トランプ大統領」を唱えて出馬したマーク・サンフォード元下院議員(59)が12日、選挙戦からの撤退を表明した。
サンフォード氏は財政赤字削減などを主要争点に掲げたものの注目を浴びず、支持が広がらなかった。同党の指名争いでトランプ氏の対抗馬はウィリアム・ウェルド元マサチューセッツ州知事(74)、ジョー・ウォルシュ元下院議員(57)の2人となった。
ただ、トランプ氏は共和党支持者の間で8割~9割前後の支持率を維持しており、トランプ氏が本選候補となることがほぼ確実視されている。