カバンの中身でわかる認知症になりやすい人の特徴


● 認知症になりやすい人のカバンの中身、共通点はコレ!

 ふとした時に自分のカバンの中を見て「ごちゃごちゃしてるな」と感じたことはありませんか?

 レシートや使わないポイントカード、いつから入れっぱなしかわからない飴やティッシュ……。そして、いざ何かを取り出したいときに、「あれ? どこに入れたっけ?」と探してしまう。

 この“カバンのごちゃつき”は、単なる整理整頓の問題ではなく、脳の状態や、日々の思考グセとも深く関わっています。私たちの脳は、日常の行動や癖に大きく影響を受けます。

 「まぁいっか」「後でやろう」が積み重なると、知らないうちに脳もだんだん怠けグセがついてしまう。その結果、記憶力や判断力が低下しやすくなり、認知機能の衰えにもつながることがあると言われています。

 「まだ若いし大丈夫」なんて思わないでくださいね。認知症の予防は、40代・50代から始めるのが理想です。なぜなら、脳の変化は表面に現れるずっと前から、じわじわと進行しているのです。

 では、「認知症になりやすい人のカバンの中身」とは、どんな特徴でしょうか?

● 1. 何が入っているか把握できていない

 「どこに入れたっけ?」とカバンの中をガサゴソ探すことが日常になっている人。これは、物忘れや注意力の低下だけでなく、脳が“整理整頓”できていないサインかもしれません。日常生活で整理する習慣がない人は、脳内も情報が散らかりやすくなります。

● 2. 不要なレシートや古い紙類がたくさん

 「もしかしたら必要かも」と思って、つい捨てられない。それが積もり積もると、カバンは不要物の山に。脳も同じで、古い情報や使わない知識を整理できないと、思考が鈍くなっていきます。

● 3. 「いつか使うもの」で埋まっている

 買い物袋、古いクーポン、ずっと使っていないペンやリップ。「いつか使う」の“いつか”は、なかなかやってきません。頭の中も同じで、「いつかやろう」が積み重なる人は、判断力や行動力が低下していく傾向があります。

 認知症予防は、「カバンの整理」から始めましょう。カバンの中をスッキリさせることは、脳内を整えるトレーニングにも繋がります。必要なものだけを選び、不要なものは手放す。シンプルな行動ですが、これが脳を活性化する第一歩です。

 すぐ散らかってしまう人には、脳の整理整頓力を高めるトレーニングがおすすめです。おすすめしたいのが、『1分間瞬読ドリル』。毎日たった1分で脳に負荷をかけ、集中力・記憶力・判断力を同時に鍛えることができます。脳を刺激する習慣を持つと、生活全体が整理されていく感覚を感じるはずです。

 参考資料:認知症になりやすい人の生活習慣3選

 *本記事は、『1分間瞬読ドリル』の著者による書き下ろしです。

山中恵美子



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