韓国のMBNで放送予定のガールズグループオーディション番組「UNDER15」が、未成年者の性商品化ではないかと物議を醸しています。8歳から15歳までの少女たちが、露出度の高い衣装で大人顔負けのパフォーマンスを披露する内容に、国内外から批判の声が上がっています。
8歳から参加可能!? 物議を醸すオーディション番組「UNDER15」とは?
「UNDER15」は、その名の通り15歳以下の少女たちが参加できるガールズグループオーディション番組です。ティーザー映像では、参加者たちが露出度の高いクロップドトップスやフルメイクで、大人顔負けのダンスパフォーマンスを披露する様子が映し出されています。この映像が公開されると、特に海外のK-POPファンを中心に「性的な対象化」「児童虐待」といった懸念の声が噴出。さらに、2016年生まれ(現在8歳)の参加者が5人もいることが明らかになり、「幼すぎる」という批判が殺到しています。
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制作陣の見解と未成年アイドルを取り巻く現状
制作陣は、全ての参加者は本人と保護者の同意を得て参加しており、撮影中は未成年者保護のためのガイドラインを厳守していると主張。衣装やスタイリングも保護者と協議の上で決定し、練習時間も制限しているとしています。「本編映像を確認してほしい」と呼びかけていますが、批判の声は収まりそうにありません。
韓国では2010年代以降、低年齢化が進むガールズグループ業界。「ガールストーリー」(平均年齢10歳)、「GPベーシック」(平均年齢14歳)、「クッキー」(平均年齢13歳)、「バービー」(平均年齢14.5歳)など、最年少デビューを売りにするグループが次々と登場していますが、成功例は少ないのが現状です。
韓国の芸能評論家、イ・ジョンソク氏(仮名)は、「幼いアイドルの人気は一時的なもので、長期的な成功は難しい。未成年者の心身への負担を考慮し、年齢制限などの規制強化が必要だ」と指摘しています。
未成年者の芸能活動、法規制の必要性
こうした状況を受け、未成年者の芸能活動に関する法規制の必要性が改めて議論されています。子どもの権利保護と健全な成長を最優先に、業界全体で取り組むべき課題と言えるでしょう。
まとめ:未来ある子どもたちを守るために
「UNDER15」の事例は、韓国のアイドル業界における低年齢化と性商品化の問題を改めて浮き彫りにしました。未来ある子どもたちを守るため、社会全体で真剣に考える必要があるのではないでしょうか。