ガソリンスタンドでの給油、あなたは「満タン」で頼みますか?それとも「金額」や「リットル」指定でしょうか? 「満タン」の場合、自動で止まるので便利ですよね。でも、ちょっと待って!あの後、ついつい継ぎ足ししたくなる気持ちをグッと抑えることが、安全な給油には欠かせないんです。今回は、なぜ継ぎ足し給油が危険なのか、jp24h.comが分かりやすく解説します。
満タン後の継ぎ足しは危険がいっぱい!その理由とは?
ガソリンスタンドで働くベテランスタッフの方にお話を伺ったところ、「満タン後に継ぎ足し給油をすることで、ガソリンが吹きこぼれ、非常に危険な状態になりやすい」とのこと。自動停止後も給油口にはまだ余裕があるように見えますが、実は燃料が波打っている状態。そこにさらにガソリンを入れると、予期せぬ吹きこぼれが起こる可能性があるのです。
ガソリンスタンドで給油している様子
また、給油ノズルを抜き差しする際や、給油操作を繰り返すことでも静電気が発生しやすく、引火の危険性が高まります。給油口付近のガソリン蒸気に引火してしまうと、大きな事故につながることも。安全のためにも、ガソリン液面と給油口には一定の距離を保つことが重要です。
給油中にやってはいけないこと、他にもあります!
継ぎ足し給油以外にも、給油中に注意すべき点がいくつかあります。例えば、スマートフォンや電子機器の操作は厳禁。注意力が散漫になり、吹きこぼれの原因となるだけでなく、機器から発生する微弱な電波が静電気を誘発する可能性も指摘されています。
エンジン停止は必須!火気厳禁も忘れずに
さらに、エンジンをかけたまま給油することも非常に危険です。エンジンの熱や火花が引火源となる可能性があるため、必ずエンジンを停止してから給油を行いましょう。もちろん、タバコやライター、電子タバコなどの火気類の使用も絶対に避けてください。
ピンク色の免許証
静電気対策も忘れずに!
給油前に、静電気除去シートに触れることも忘れずに行いましょう。冬場などは特に静電気が発生しやすいため、ドアノブに触れただけでも「パチッ」と静電気が発生することがあります。この程度の静電気でも、ガソリン蒸気に引火する危険性があるのです。京都市消防局も、静電気除去を怠ったことによる給油中の火災事例を報告しています。2024年12月には愛知県豊橋市でも、給油中の引火により車両火災が発生しました。
もしガソリンが吹きこぼれてしまったら?
万が一、ガソリンが吹きこぼれてしまった場合は、どうすれば良いのでしょうか? ガソリンスタンドのスタッフは、「まずは落ち着いて、すぐにスタッフに声をかけてください」とアドバイスしています。吹きこぼれたガソリンは、スタンドに備え付けの雑巾ですぐに拭き取ることが大切です。雑巾がすでに汚れている場合は、新しいものと交換してもらいましょう。車体にガソリンが付着した場合は、水で洗い流すことでボディへのダメージを防ぐことができます。
まとめ:安全な給油で安心ドライブを!
ガソリンスタンドでの安全な給油は、ドライバーの責任です。継ぎ足し給油の危険性や、スマートフォン操作、エンジン停止の重要性などを理解し、安全な給油習慣を身につけましょう。jp24h.comでは、他にもドライブに関する役立つ情報を発信しています。ぜひチェックして、安全で快適なカーライフを送りましょう!