李在明氏、逆転無罪!次期大統領選への道が開かれる

韓国最大野党「共に民主党」の李在明代表が、公職選挙法違反の罪で起訴されていましたが、ソウル高裁は26日、一審の懲役1年・執行猶予2年の判決を破棄し、無罪を言い渡しました。この判決により、次期大統領選への出馬が確実視されている李氏の政治生命は守られ、今後の韓国政界に大きな影響を与えることが予想されます。

公職選挙法違反容疑とは?

李氏は2021年の大統領選候補当時、城南市長時代の都市開発事業に関する疑惑について虚偽の発言をしたとして、2022年9月に起訴されました。具体的には、大庄洞開発事業における不正疑惑と、柏峴洞の土地の用途変更に関する疑惑について、事実と異なる説明をしたとされています。検察側は、これらの発言が選挙結果に影響を与えた可能性があると主張していました。

李在明氏がソウル高裁に出廷する様子李在明氏がソウル高裁に出廷する様子

ソウル高裁の判断は?

ソウル高裁は、李氏の発言内容には一部不正確な部分があったものの、意図的に虚偽の発言をしたとは認められないと判断しました。また、検察側が提示した証拠だけでは、李氏の虚偽発言と選挙結果への影響との因果関係を立証するには不十分だとしました。 裁判長は、政治家の発言の真偽を厳格に審査することは重要だが、表現の自由も尊重されるべきだと述べました。

専門家の見解

韓国政界に詳しい慶應義塾大学教授の金成浩氏(仮名)は、「今回の判決は、李氏にとって大きな勝利と言えるでしょう。無罪判決により、次期大統領選への出馬に向けた障害が取り除かれただけでなく、党内での求心力も高まるはずです。」と分析しています。

今後の韓国政界への影響は?

今回の判決は、今後の韓国政界の勢力図を大きく左右する可能性があります。李氏は、革新系の政治家として知られており、若者を中心に高い支持を集めています。無罪判決により、李氏の支持率はさらに上昇すると予想され、次期大統領選の有力候補としての地位を固めることになるでしょう。一方、与党「国民の力」にとっては、大きな痛手となることは間違いありません。

李氏の今後の動き

李氏は、判決後、記者会見を開き、「司法の正義が証明された」と述べ、改めて次期大統領選への意欲を示しました。また、国民の生活向上に全力を尽くすと強調し、支持者への感謝を表明しました。今後の李氏の動向に注目が集まります。

まとめ

李在明氏の逆転無罪は、韓国政界に大きな波紋を広げています。次期大統領選への出馬が確実視される中、今後の政治活動にどのような影響を与えるのか、注目が集まります。