橋下徹氏、斎藤兵庫県知事を「最悪の権力者」と痛烈批判!公益通報制度の意義を問う

兵庫県斎藤元彦知事の記者会見を受け、橋下徹氏がテレビ番組で「最悪の権力者」と痛烈に批判しました。告発文書問題をめぐる第三者委員会の報告書に対する斎藤知事の対応に、橋下氏は公益通報制度の意義を改めて問いただしています。一体何が問題となっているのでしょうか?

斎藤知事、パワハラを認め謝罪も告発文書は「誹謗中傷」と主張

斎藤知事は、疑惑告発文書問題に関して設置された第三者委員会の報告書を受け、記者会見を行いました。会見では、認定された叱責行為をパワハラだと認め、職員への謝罪を表明しました。一方で、告発文書については「誹謗中傷性が高い」との認識は変わらず、告発した元県幹部への懲戒処分の撤回を否定しました。

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橋下氏、斎藤知事の姿勢を「真摯に受け止めるは『聞いておきます』と同じ」と批判

この会見を受け、橋下氏は「最悪の権力者」と斎藤知事を厳しく批判。「『真摯に受け止める』という言葉は、『聞いておきます』と同じだ」と指摘し、知事としての姿勢を問題視しました。

第三者委員会の提言に従わない斎藤知事の姿勢に橋下氏「権力者は自分の疑惑をもみ消すことがあるから第三者委員会がある」

橋下氏は、第三者委員会の提言に従わない斎藤知事の姿勢を強く非難しました。「第三者委員会には、意見を聞くだけのものと、意見に従うものの2種類がある」と説明し、今回の兵庫県のケースは後者であると強調。公益通報制度の整備を目的とした第三者委員会の提言に従うべきだと主張しました。「権力者は自分の疑惑をもみ消すことがあるからこそ、第三者委員会が存在する」と、斎藤知事の対応の危険性を指摘しました。

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今後の疑惑にも「真摯に受け止めます、だけど聞きません」となる危険性

橋下氏は、斎藤知事が今後の疑惑に対しても同様の対応をする可能性を危惧。「『真摯に受け止めます、だけど聞きません』という姿勢を続けることになる」と警鐘を鳴らし、公益通報制度の機能が損なわれる危険性を強調しました。

公益通報制度の重要性を改めて問う

今回の橋下氏の批判は、公益通報制度の重要性を改めて問うものとなりました。組織内部の不正を告発するための制度が、権力者によって形骸化されることがあってはなりません。斎藤知事の今後の対応が注目されます。